科目名 スポーツ科学入門

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 オムニバス

テーマ
スポーツ科学の学問領域を理解することで、自分のスポーツへの関心がどの研究分野につながっていくかについて学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
スポーツ科学  学問領域
研究成果

<内容の要約>
スポーツ科学は人文科学、社会科学、自然科学の3分野から構成されていることを理解し、それぞれの分野に属する教員から個別学問領域において、これまでどのような研究成果が蓄積され、今後どのような課題に向かって研究が進められていくのかについて講義する。その学びは、各自のスポーツに対する関心を膨らませ、その後自分がどのような研究を志向するのかを考えることにつなげる。

<学習目標>
スポーツ科学が人文科学・社会科学・自然科学の3分野から構成されていることを理解できる。
その3分野に属する個別学問領域において、どのような研究成果が蓄積されてきたかを説明することができる。
自分のスポーツへの関心がどのような研究に今後発展するのか理解することができる。

授業のながれ
オリエンテーション(授業の目標、授業の進め方、評価方法について説明し、スポーツ科学が3分野で構成されていることを学ぶ)(担当:山根真紀)
人文科学分野:スポーツ哲学・倫理学「人はなぜスポーツするのか」(担当:竹村瑞穂)人間が魅了されるスポーツとは何か、体育との違いは何かなど先人によって創出されたスポーツの原理や概念を解明してきた研究紹介
人文科学分野:スポーツ人類学「人はなぜスポーツ継承してきたのか」(担当:吉田文久)スポーツが人間の生活にどのように位置づき、そして人間はスポーツをどのように変革し、継承してきたか
社会科学分野:スポーツ社会学「社会とスポーツのかかわり」(担当:藤田紀昭)人間社会にスポーツはどのような影響を与え、また影響を受けて存在しているのか、社会的存在としてのスポーツについて
社会科学分野:スポーツ史「スポーツの変遷と概念」(担当:新井博)スポーツが誕生して以降、その形態やルールが変化・変容してきた変遷と社会や文化がどのように関係し現在に至っているのか
社会科学分野:スポーツ心理学「こころとスポーツの関係」(担当:山本真史)スポーツ場面において、人間の心理はどのような状況にあり、それをコントロールすることでより良いパフォーマンスを生み出すことができる
社会科学分野:スポーツ教育学「スポーツの教育的意味」(担当:岡田雄樹)人間はスポーツにどのような意味や価値を見出し取り組んでいるのか、特にその教育的な意味や価値に焦点を当てる
社会科学分野:スポーツマネジメント「スポーツをマネジメントする」(担当:千葉洋平)スポーツやスポーツを生かした活動をどのように組織・運営すれば、スポーツ集団や組織がより良い成果を得ることができるのか
自然科学分野:スポーツ生理学「スポーツするからだの変化」(担当:西村直記)スポーツをすることで、身体や健康状態がどのように変化し、また身体をどのように変化させるとパフォーマンスや健康が高まるのか
自然科学分野:スポーツバイオメカニクス「スポーツをするからだのしくみ」(担当:合屋十四秋)スポーツを行っている時の身体がどのような動きをし、また良いパフォーマンスを得るにはどのように動かせばいいのか
自然科学分野:スポーツ医学「スポーツとケガや病気の関係」(担当:高橋成夫)スポーツ場面で起こる怪我や病気に対する理解と対処の方法、その予防方法など
自然科学分野:スポーツ栄養学「スポーツを支える栄養」(担当:山本和恵)よりよいスポーツ・パフォーマンスを得るためにどのような栄養を摂取する必要があるのか
自然科学分野:測定評価、スポーツ統計学「からだやスポーツの数的理解」(担当:安藤佳代子)スポーツの取り組みや成果を数量で表し、それを統計的手法を用いてスポーツ活動や人間の身体の変化を分析する
自然科学分野:トレーニング科学「スポーツとトレーニング」(担当:山根真紀)スポーツのより良いパフォーマンスを生み出すための、トレーニング方法を開発する研究の紹介
まとめ(13回の講義のまとめ、「スポーツ科学演習」との接続について)(担当:山根真紀)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この講義は13名の教員によるオムニバス形式で実施される。
スポーツ科学が人文、社会、自然科学の3分野で構成される応用科学であり、自分自身の関心あるスポーツと研究分野がどのように位置づいているのかを常に考えながら受講する姿勢が必要である。

毎回授業内容に関するレポートが課せられるため、真剣に授業に取り組む姿勢が求められる。授業1回につき、少なくとも1時間ずつの予習・復習を行うこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 毎回の授業について予習する 15
事後 毎回の授業の復習をする 15

本科目の関連科目
スポーツ哲学・倫理学 スポーツ人類学 スポーツ社会学 スポーツ史 スポーツ心理学 スポーツマネジメント スポーツ生理学 
スポーツバイオメカニクス スポーツ医学 測定評価 スポーツ統計学 トレーニング科学

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 35%
授業内でのレポート・課題等 65%
その他  0%
@毎回の講義の最後(10分程度)に、レポートを提出する。レポートの内容は、学習した講義の意義・面白さとは(授業の内容を理解し、そこに立脚した意見が記載されているか)、感想などである。(65%)
Aまとめでは、自身が興味関心を持った講義を取り上げ、卒業研究を見据えたこれからの学習にどのように繋げていくか、あるいは関心あるスポーツを3分野の視点で考えてみる、等について、レポート試験を行う。(35%)

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2019 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。