科目名 神経症と心身症

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 大饗 広之

テーマ
現代人の心理ならびに心の病(パニック障害、摂食障害、心身症、PTSD,解離性障害など)を英開始、心理療法的アプローチについて考える

科目のねらい
<キーワード>
青年期   摂食障害
パニック障害  トラウマ

<内容の要約>
精神疾患を被った人たちの心を理解するとともに、現代人の陥っている心の諸問題について解説する。内容についてはパニック障害、摂食障害、心身症、解離性障害、PTSDなど、比較的身近にみられる疾患をテーマとして、その見立て、治療についてとりあげる。また青年期危機が今日どのように変化しているのかについて、自傷行為、ひきこもりなどを例示しながら解説する。

<学習目標>
グローバル化のなかで青年期の心がどのように変化しているのかを説明できる
摂食障害やうつ病などの疾患を大まかに見立てることができる
種々のクライアントを前にして、どのようにカウンセリングに導入するかについて説明できる

授業のながれ
心の危機にどう向かうのかーリストカットの心理など
現代人の心ーふつうの心/異常の心の境界をどう考える
摂食障害の心理
アソビという領域の変質とパニック障害
PTSDとパニック障害の心理
社会不安障害、対人恐怖の心理
強迫神経症の心理
心身症
解離性障害について
解離性障害(多重人格、全生活史健忘)の症例
解離性障害の症例(つづき)
身体表現性障害について
現代青年にとっての性、ならびに性同一性障害について
薬物療法のまとめ
全体の総括

準備学習の内容・学ぶ上での注意
テキスト(そのつど授業内で指定)をあらかじめ読んで、現代青年の生きづらさについて大まかな理解をもって授業にのぞむこと。授業にはレジュメも配布する。テキストを理解したうえでレポート課題を設定する。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習(テキストの購読など) 10
事後 毎時間の講義の復習 10
事後 テキストの購読と課題レポートの作成 10

本科目の関連科目
心理臨床全般、また精神科リハビリテーションなどと関連しています。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%
レポート20% 定期試験80%(授業内試験)で評価します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>大饗広之 <テキスト名>豹変する心の現象学 <出版社>勁草書房



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