科目名 政治学特講A

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 川田 稔

テーマ
政治史、政治思想史――近代日本の政治と思想

科目のねらい
<キーワード>
日本政治史、政治思想史  昭和戦前期
太平洋戦争への道

<内容の要約>
 近代日本の政治と思想を、昭和戦前期を中心に講義します。
 政治学関連の学問分野全体では、政治史、政治思想史に相当します。
 主要には、満州事変(1931年)以降の日本政治の動きを、日中戦争、太平洋戦争へと検討していきます。
 太平洋戦争は、内外に大きな犠牲をもたらしました。日本人の死者だけでも310万人に達します。
 そのような悲惨な戦争がなぜ引き起こされたのでしょうか。
 私たちが学んでおくべき最大の政治的経験の一つです。
なお、本講義は質疑応答を中心とするディスカッション方式を取り入れておこないます。
 

<学習目標>
太平洋戦争に至る政治と思想についての基礎知識を身につけ、その概要を説明できる。
戦争と平和、政治と軍事の問題を考えるうえでの基礎知識を身につけ、大まかに説明できる。
政治史、政治思想史理解の基本的方法を身につけ、それを様々な国の歴史理解に応用できるようにする。

授業のながれ
はじめに
満州事変前(政党政治)の政治と思想
満州事変
5・15事件と政党政治の終焉
昭和初期陸軍の構想
5・15事件以後の政治路線をめぐる対立
2・26事件
日中戦争の始まり――日本と東アジア
日中戦争の展開と思想対立
第2次世界大戦の戦争の始まり
大東亜共栄圏の構想――日本と東南アジア
三国同盟と日ソ中立条約
日米開戦
太平洋戦争の帰結
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
テレビのニュースや新聞をできるだけ見るように心がけてください。  
また、 この時期をあつかった一般の歴史書や文学書、 ドキュメンタリーなどをできるだけ見てください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義資料の準備と資料内容についての予習 15
事後 毎時間の講義の復習 15
事後 課題図書の購読と課題レポートの作成 20

本科目の関連科目
政治学/政治学概論、政治学特論A、政治学特論B

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  30%
基本的に期末試験の成績(レポート)で評価します。
それに平常点を加えます。
平常点は主に授業参加度(ディスカッションへの参加)による。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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