科目名 | 比較保育・教育学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 松山 有美 |
テーマ |
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各国の保育・教育に関わる制度等を比較しつつ、グローバル化する社会における保育・教育の姿を理解する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 比較保育(学)・比較教育(学) 多文化保育論 発達保障とグローバルな市民性の育成 子どもの権利と人権 近代学校制度の成立と発展 <内容の要約> この講義は、欧米およびアジア諸国の幼児教育制度、学校教育制度を概観し、それぞれの国の制度の特徴を知るとともに、以下の3点を主に深めて基礎的な認識を身につけていきます。@他の国との制度の比較を通して、日本の保育・幼児教育、学校教育の特色を理解できるようにします。A先進国に共通の教育の課題、途上国共通の教育の課題、など、グローバルな視点から教育の本質、意義を理解し、認識を深めていきます。Bグローバル世界のすべての人々・子どもたち(地球市民)にとって、人権と子どもの権利の視点、多文化社会における保育・教育の視点から、21世紀の保育・教育の課題を考えていきます。偏狭なナショナリズムの教育から脱し、地球市民としてのシティザン・シップ(市民性)を育成する保育・教育の原理・理念の理解を深め、知識を身につけます。 <学習目標> 欧米およびアジア諸国などの保育・幼児教育制度、および学校制度の概要を知り、基礎知識を身につけることができる。 外国の教育制度との比較を通して、日本の保育・幼児教育制度、学校制度に関してのより専門的な知識を身につけることができる。 多文化保育・教育の原理を理解するとともに、グローバル社会における子どもの権利と人権に関する知識を身につけることができる。 幅広い視野から保育者・教育者(教師)としての倫理観・使命観を深め、身につけることができる。 |
授業のながれ |
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1.はじめに――比較保育・教育学で学ぶこと 2.各国の保育・幼児教育制度 (福祉制度との関わりを踏まえて) 3.各国の学校教育制度 (多様な選択を理解する) 4.多文化保育・教育とはなにか(グルーバル化する保育・教育現場) 5.多文化保育・教育とはなにか(保育者・教師の専門性と役割) 6.多文化保育・教育とはなにか(日本社会におけるニーズ) 7.保育・幼児教育の現代的再評価 8.先進国での保育・教育の現代的再評価 9.開発途上国における保育・教育の現代的再評価 10.米国における保育・教育 11.北欧諸国における保育・教育 12.東南アジアにおける保育・教育 13.韓国における保育・教育 14.あらためて日本の保育・教育と比較して 15.まとめ―これらかの保育・教育的課題 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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この講義は、学習内容の要約でも述べたように、欧米諸国および東アジア諸国の幼児教育制度、学校教育制度を概観し、それぞれの国の制度の特徴を学びます。他の国との制度の比較を通して、日本の保育・幼児教育、学校教育の特色を理解できるようにします。先進国に共通の教育の課題、途上国共通の教育の課題、多文化保育・教育論など、グローバルな視点から教育の本質、意義を理解し、認識を深め、グローバル世界のすべての子どもたちにとって、人権と権利の視点、すなわち民主主義的な教育制度とそこでの成長・発達の全面的保障の視点から、21世紀の教育の課題を考えていきます。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 講義資料の準備と資料内容についての予習 | 5 |
事後 | 毎時間の講義の復習 | 25 |
事後 | 課題図書の購読と課題レポートの作成 | 20 |
本科目の関連科目 |
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保育士・教職課程(幼稚園・小学校・中学校)の原理系の科目、制度論の科目 |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>咲間まり子編 <テキスト名>『多文化保育・教育論』(2014) <出版社>みらい |
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