科目名 精神保健

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 大饗 広之

テーマ
心の健康と異常について社会的レベルで考え、自殺やいじめなどの予防につなげる

科目のねらい
<キーワード>
心の健康(メンタルヘルス)  ひきこもり
自殺  いじめ
薬物依存

<内容の要約>
現代社会の抱える心の問題について、社会的次元、あるいは集団的観点から解説する。具体的には心の健康をどう保つのか、なぜ自殺は減らないのか、精神疾患を被った人たちが世の中でどのように生きていけばよいのか、現代青年の生きづらさは何に由来しているのかといった観点からそれぞれのテーマを掘り下げていく。

<学習目標>
現代社会のかかえる心の問題について、その大雑把なシェーマを描くことができる
自殺やいじめなど各テーマについてその原因、対策などを説明することができる
精神障害や薬物依存に対する社会的取組みについて説明することができる
学校の抱える心理的問題について説明することができる

授業のながれ
オリエンテーション、心の健康とは
現代人の心はどうなっているのか
学校の精神保健 不登校、いじめなどについて
職場の精神保健
家庭の精神保健
地域における精神保健
自殺問題
自殺問題
アルコール、薬物対策
精神障害者対策T
精神障害者対策U
ターミナルケアについて
認知症対策T
認知症対策U
全体の総括

準備学習の内容・学ぶ上での注意
テキストをあらかじめ読んで、現代人の生きづらさをどう理解するのかについて、その概略を理解しておく(心の健康を考えるうえには、現代人の心的傾向や精神疾患の多面的な理解が必要である)。授業はレジュメにそって行うが、授業中に指摘したテキストの部分は熟読しておくようにする(レポート課題もテキストにそって提示する)。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回授業の予習(テキストの購読など) 10
事後 毎時間の講義の復習 10
事後 テキストの購読と課題レポートの作成 10

本科目の関連科目
精神医学T、Uや心理関係の授業、精神科リハビリテーションなど

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%
定期試験(授業内)80%、レポート(課題については授業中に指示)20%によって評価する。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>大饗 広之 <テキスト名>自殺はなぜ減らないのか <出版社>勁草書房



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