科目名 森林保護学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 福田 秀志

テーマ
森林をめぐる諸問題を理解した上で、森林を保護する方法を理解する

科目のねらい
<キーワード>
森林衰退と森林保護  森林生態系
人工林(林業)と建材としての木材生産  里山の保全
野生生物と人間との共存

<内容の要約>
現在、木材としてあるいは環境として人類を支えてきた森林が世界そして日本で衰退や消滅の危機に直面している。そのような状況の中、人類は生態系の健全性を永続的に保持するための方策を探っている。本講義では、現在日本および世界で発生している森林に対するさまざまな危害を紹介するとともに、森林生態系における生物の機能と役割を解説する。さらに、日本の林業をめぐる現状と建材としての展望についてもふれる。

<学習目標>
日本および世界の森林衰退の現状および生態系における生物の役割について正確に理解できる。
森林生態系を保護するため方法を理解できる。
建材生産の場としての林業をめぐる現状を理解できる。

授業のながれ
T. 序 論:森林の種類と森林保護の概念
U. 森林生態系:森林生態系の仕組み @森林生態系のつながり
A昆虫の個体群と大発生
V. 森林に対する危害:森林生態系を脅かすもの @身近な樹木枯死 (マツ枯れのメカニズム) (1)
A身近な樹木枯死 (マツ枯れのメカニズム) (2)
B酸性雨による樹木枯死
C日本と世界の主要な森林危害
W.日本の林業 @日本の林業の現状
A森林認証制度
B建材生産の場としての林業の今後
V.里山とその保全 @里山とは
A里山を脅かす森林危害(ナラ枯れ)
B里山を支える微生物ときのこ(ゲスト講義)
X. 森林に生息する鳥獣の生態と管理 @森林性鳥獣の生態
A森林性鳥獣による森林被害と野生生物の保護管理(ゲスト講義)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義は、おもに板書、パワーポイントを用いて行う。 しっかりノートをとること。また、ゲスト講義においては、積極的に参加し、質問すること。

事前事後 学習内容 時間数
     

本科目の関連科目
生態学概論、 都市生態系の保全

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  20%
定期試験 (50 点) と授業中に行う小テスト・レポート (10 点 3 回) と講義内での発表(20点)で評価する予定である。 出席状況も参考にする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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