科目名 理学療法評価学U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 岩田 全広

テーマ
理学療法における評価の意義と進め方、及び基本的な検査・測定法を学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
バイタルサイン  反射
筋力  運動発達
体力(身体運動能)

<内容の要約>
理学療法評価の基本技術であるバイタルサインの診方、反射検査、筋力測定、運動発達評価、体力(身体運動能)評価、片麻痺運動機能検査、筋緊張の評価方法、小脳機能評価(平衡感覚・協調性テスト)について説明する。また、これらを行う上で必要な反射の種類・生理や、筋力低下のメカニズム、片麻痺の機能障害、筋緊張の調節機構とその障害、小脳機能障害などについても解説し、検査・測定の目的と意義についても触れる。
(この科目は,理学療法の経験を有する教員が理学療法評価について講義する)

<学習目標>
バイタルサインについて理解し、その診かたと意義について説明することができる。
反射の種類及び生理について理解し、その診かたと意義について説明することができる。
筋力低下のメカニズムについて理解し、その診かたと意義について説明することができる。
運動発達、身体運動能、片麻痺の機能障害、筋緊張異常、小脳機能障害について理解し、その診かたと意義について説明することができる。

授業のながれ
バイタルサイン:脈拍・血圧・呼吸について
血液ガスの臨床的意義について
皮膚(褥瘡)について
反射の種類及び生理について
反射検査の目的と意義、具体的方法について
運動器疾患・神経疾患における筋力測定の目的と意義、具体的方法について
運動発達評価の目的と意義、具体的方法について
身体運動能の加齢変化について
体力(身体運動能)評価の目的と意義、具体的方法について
片麻痺の機能障害について
片麻痺機能検査の目的と意義、具体的方法について
筋緊張の調節機構とその障害について
神経疾患における筋緊張検査の目的と意義、具体的方法について
小脳機能とその障害について
平衡感覚・協調性検査の目的と意義、方法について

準備学習の内容・学ぶ上での注意
本講義は、理学療法評価学U実習と組み合わせて展開する。本講義内容は、解剖学・生理学・病理学などの基礎医学や、内科学・整形外科学・臨床神経科学などの臨床医学と密接な関係がある。そのため、これらの内容については十分に復習しておく必要がある。また、講義を円滑に進めるためにも該当箇所の教科書での予習を行うこと。

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回の授業内容を確認し、教科書の該当箇所を予習すること。 1
事後 前回の授業内容を確認し、教科書の該当箇所および配付資料を復習すること。 1

本科目の関連科目
応用科目として「理学療法評価学U実習」「評価実習指導」「評価実習」

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
講義した範囲と内容について記述試験を行う。再試験については大学の規定に準ずる。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>津山直一(訳) <テキスト名>新・徒手筋力検査法 原著第9版 <出版社>共同医書出版
<著者>田崎義昭、斉藤佳雄 <テキスト名>ベッドサイドの神経の診かた 改訂18版 <出版社>南山堂



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