科目名 建築材料T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 下村 波基

テーマ
建築材料のうち構造材料の諸特性を学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
木材  鋼材
コンクリート  セメント

<内容の要約>
日本、世界を問わず人間の生活と活動の場を提供する住居やビル等の建築物を建てるのに必要な材料のうち、自重・地震・台風等に抵抗して建物を支える材料が構造材料である。木材・鋼材・コンクリートの三つが最もポピュラーであり重要でもある。これらの諸特性の基本について理解を深める。特に構造材料の力学的性状を表わす「応力と変形」「強度と剛性」の意味を理解する。コンクリートに関しては学生自らが[材料の計量・混練・打設」を行う等、実習を踏まえ学習する

<学習目標>
構造材料の力学的性状を表わす「応力と変形」「強度と剛性」の意味を説明できる
木材の使われ方、種類、日本固有の木造建築の特徴を説明できる。
鋼材の製法、種類と使われ方、鋼材どうしの接合方法などを説明できる。
コンクリートの調合の基本、フレッシュコンクリートの性質、硬化後のコンクリートの性質について説明できる。

授業のながれ
建物と建築材料、建築材料の分類
三大構造材料である「木材」「鋼材」「コンクリート」
応力と変形、強度と剛性
木材(1) 原木と製材、使われ方と種類
木材(2) 日本の伝統的木造建築の特徴
鋼材(1) 製法、力学特性、種類
鋼材(2) 鉄筋、鉄骨、接合方法
中間確認レポート
コンクリート(1) 使われ方と特徴、製法
コンクリート(2) セメントの役割
コンクリート(3) 骨材の役割
コンクリート(4) コンクリートの調合理論
コンクリート(5) フレッシュコンクリートの性質
コンクリート(6) 固まった後のコンクリートの性質―1
コンクリート(7) 固まった後のコンクリートの性質―2

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1)私語・携帯電話の操作・飲食など授業を妨害する行為厳禁。
2)ノートをきちんと取り教科書と併用し、講義中に理解を深める。
3)難しい数学は使用しない・桁数の大きい数値の乗除に習熟する。物理量の単位の重要さを理解すること

事前事後 学習内容 時間数
事後 授業での講義内容についての復習(配布プリントの読み返し等) 15

本科目の関連科目
建築構造力学、建築一般構造、建築一般構造応用

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 55%
授業内でのレポート・課題等 45%
その他  0%
通常の講義の後半20分程度の演習の成績について出席点を加味して15点、中間確認レポート30点、期末試験を55点の合計100点満点とし、60点以上を合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>松本進 <テキスト名>『図説 やさしい建築材料』 <出版社>学芸出版社



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