科目名 道徳教育の指導法B

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 藤井 啓之

テーマ
日本の戦前戦後の道徳教育の教育課程・内容・方法、戦後の世界の道徳教育方法の発展を知り、今日の道徳教育の教育内容・指導方法を捉える視点を獲得する。

科目のねらい
<キーワード>
教育勅語体制  教育課程における道徳教育の位置
徳目主義  道徳性の発達と教育方法
シチズンシップ教育

<内容の要約>
道徳教育が教育課程のなかでどのように位置づけられてきたのかを戦前、戦後の教育課程の変遷から理解するとともに、子どもの道徳性の発達や今日求められる道徳性を踏まえて、どのような道徳教育の方法が好ましく、また有効なのかについての理解を深める。

<学習目標>
日本の戦前・戦後の道徳教育の概要について説明できる。
世界の道徳教育の内容・方法の変遷について説明できる。
教科・教科外領域と道徳教育の関係について説明できる。
現代的の道徳的な諸問題の少なくとも一つについて授業を構想できる。

授業のながれ
道徳とは何か―心理学の研究成果から見る
道徳とは何か―法学・社会学の立場から見る
日本の戦前の道徳教育の変遷
日本の戦後の道徳教育の変遷
日本の現在の道徳教育―道徳の教科化について
戦後の世界の道徳教育の展開(1)インカルケーション
戦後の世界の道徳教育の展開(2)価値の明確化
戦後の世界の道徳教育の展開(3)コールバーグの道徳性発達論
哲学授業としての道徳教育
演劇的手法を用いた道徳教育
教科教育と道徳教育の関係について
教科を通した道徳教育の実際
教科外教育と道徳教育の関係について
教科外教育を通した道徳教育の実際
授業のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
*毎回の授業で課題を提示し、次の授業で確認します。
*随時、模擬授業に向けて進捗状況を確認します。
*毎回コメントカードを書いてもらいますが、コメントカードに授業で言ったことと正反対のことを書いてくる学生が散見されます。授業を集中して聞いてください。また、分からないことは授業後できるだけ質問に来てください。一限のため遅れてくる学生が目立ちますが、遅れてきた場合、事実上の欠席扱いとすることがあります。
*本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。

事前事後 学習内容 時間数
事後 授業の配布資料や授業中にとったメモを確認する 10

本科目の関連科目
教育課程論B 生徒・進路指導論B

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  20%
*授業の時に提出してもらうコメントカードと、試験によって評価します。コメントカードは、毎回の授業の主題に沿って書かれていないと評価が低くなります。試験は短い記述式の問題3〜4題です。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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