公民科教育法Ⅰ

科目名	公民科教育法Ⅰ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	2	後期開講	吉田　豊

テーマ

主権者教育につながる公民形成の教科指導方法を探究する。

科目のねらい

＜キーワード＞
政治・経済・社会に関する基礎基本　　主権者意識の形成
多様性・共生・持続可能　　アクティブラーニング

＜内容の要約＞
人間形成教育の中で、公民（政治経済）のはたす役割を見いだす。
教科指導の中で、動機付け、内容の展開、評価など学習者を励ますために必要なものを探究できるようにする。
公民分野で学習する内容を正確に理解し、学習を組織できるような知識や技術など必要な能力を習得する。
自ら問題を発見し、調査、整理、討議、発表ができるよう、主体的な学習を体験する。
子どもの関心や疑問などを理解するとともに、学習者を励ます評価ができるようにする。

＜学習目標＞
公民科教育の目標について理解し、教育実践のできる知識・技術を習得する。
公民科教育において必要とされる知識全般について理解し、目標達成ができる構成ができるようする。
公民科教育の指導と評価の方法について理解する。

授業のながれ

中等社会科の展開と課題（１）これまでの展開　「民主的な社会の形成者」
中等社会科の展開と課題（２）今日の課題　「持続可能な社会」
公民科の目標づくり　公民科における学力とは何か　認識・コミュニケーション・態度や意欲
教科書とは何か。主要な教材・資料として、どのように活用するのか。
憲法の授業（１）　民主社会の形成者として　「主権者教育」をふまえて
憲法の授業（２）　立憲主義と近代民主主義　社会契約論の発展
憲法の授業（３）　人権
憲法の授業（４）　国際主義と平和
経済の授業（１）　発展・成長とは何か　金融・財政の役割にもふれて
経済の授業（２）　公正とは何か　格差と貧困
経済の授業（３）　環境、持続可能な開発　　健全な財政
経済の授業（４）　労働をめぐって
社会の中で（１）　家庭をめぐる課題
社会の中で（２）　地域をめぐる課題　文化にもふれて
学習評価の視点、学習内容の確認

準備学習の内容・学ぶ上での注意

中学校・高校時代の教科書を参考に、学習内容を確認しておく。
出された課題を期日どおりに作成して講義にのぞむこと。
毎時はじめに、前回の学習内容を振り返るので､遅刻しないように。
本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。

事前事後	学習内容	時間数
事前	１０のテーマにかかわる中学公民分野、高校現代社会の教科書の精読	20
事後	３回のレポート作成	10

本科目の関連科目

公民科教育法Ⅱ

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	50％
授業内でのレポート・課題等	50％
その他	0％

講義の中で提出を求める課題レポート（3本）を提出する、ジグゾーエキスパート、ディベートなどの課題に主体的に参加する、学習内容の確認試験をかならず受験する。

テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定（最初の授業で指示する）