科目名 民法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 後期開講 川上 生馬

テーマ
民法は、普段の生活に密接に関係する重要な法律です。本講義では、民法(財産法)の基本知識を身近な例をもとに学んでいきます。

科目のねらい
<キーワード>
契約  意思表示
不法行為  権利・義務

<内容の要約>
パソコンを購入したが自身がほしい物と違っていたので契約をなかったことにしたい、下宿先のアパートの割れた窓ガラスを修理したのにかかった費用を貸主に請求したい、マイホームを購入するために銀行からお金を借りたいが誰かに保証人になってもらいたい・・・。それぞれの目的を達成することができるのかどうか、どのような場合に認められるのかといったことについては、民法が関係してくる。このような日常の問題を解決するために必要な基礎知識を本講義を通して学習することを目的とします。

<学習目標>
身近に起こるトラブルについて民法上での解決策を説明することができる。
関連科目を学習するための基礎知識を身につけることができる。
法的思考能力を養うことができる。
事例を簡潔に図にまとめて説明することができる。
社会の構成員として生活することに必要な社会的規範や組織運営に関する基礎知識を説明できる。

授業のながれ
イントロダクション(民法の意義と構造)
権利義務
人(自然人と法人)
権利能力なき社団、会社
権利能力、意思能力、行為能力
@法律行為(意思表示)
A法律行為(意思の欠缺)
B法律行為(瑕疵ある意思表示)
@代理(代理制度の意義)
A代理(無権代理)
B代理(表見代理)
@時効(時効制度の意義、取得時効)
A時効(消滅時効)
所有権、占有権
物権的請求権、即時取得
これまでの復習と小テスト
@担保物権(抵当権)
A担保物権(その他の担保物権)
@契約(契約の成立・効果)
A契約(契約の履行)
B契約(債務不履行)
C契約(同時履行の抗弁権、危険負担)
D契約(相殺)
E契約(保証)
F契約(売買・請負契約)
G契約(消費貸借、賃貸借)
事務管理、不当利得
@不法行為(意義・要件・効果)
A不法行為(使用者・監督者責任)
これまでの復習と小テスト

準備学習の内容・学ぶ上での注意
法律の学習をする際には必ず六法を使って条文を確認します。したがって、必ず六法を持参してください。
講義はレジュメを用いて進めますが、必要に応じて板書を行い、口頭での補足説明を行いますので、必ずノートを持参するようにしてください。
講義中にスマホを操作したり、音楽を聴くなど、講義に関係のないことは行わないようにしてください。
講義終了後、内容が理解しきれなかった点については放置せずに必ず質問に来るようにしてください。
毎回、講義終了後、復習を行ってください。民法は各項目がそれぞれ関連しているので、知識を定着させないまま次の項目に進んでしまうと理解できなくなってしまいます。必ず、少なくとも講義時間と同じ時間をかけて、ノートとレジュメを見直すようにしてください。本科目は全体を通じて合計60時間の事前・事後学習が必要である。

事前事後 学習内容 時間数
事前 民法(契約)に関連する書籍を借りるなどし、シラバスの次回講義部分を確認して、該当箇所を事前に読む。 1
事後 レジュメと講義で板書を写したノートをまとめ直し、重要な論点をきちんと理解する。 1

本科目の関連科目
消費者と法、企業法

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  0%
成績評価は授業内で行う小テスト(30%)と定期試験(70%)で行います。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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