科目名 看護技術演習T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 宮腰 由紀子、荒木 美千子、新美 綾子、西土 泉、水越 秋峰、加藤 治実

テーマ
対象者を総合的に把握するために重要なコミュニケーション及びフィジカルアセスメントに関する基本的技術を習得する。

科目のねらい
<キーワード>
標準予防策  ボディメカニクス
コミュニケーション  ヘルスアセスメント
フィジカルアセスメント

<内容の要約>
この科目は、看護技術を最初に学習する科目です。そのため、看護実践に共通して必要な感染予防の技術、対象者と看護者の身体の安全な動かし方の基礎となるボディメカニクスの技術、適切な看護・チーム医療を継続するために必要な記録、報告と医療従事者間におけるコミュニケーションが学習内容に含まれます。そのうえで、看護の対象者の心理面を理解し、対象者に共感的なかかわりができるためのコミュニケーションの基本技術と、ヘルスアセスメントに欠かせないフィジカルアセスメントの基本技術を習得します。(本科目は看護職員の実務経験を持つ教員が授業を担当します。)

<学習目標>
感染予防の基盤となる標準予防策を理解し、正確に実施できる。
ボディメカニクスの原理を理解し、活用してベッドメーキングを適切に実施できる。
看護の継続および他職種との連携に必要な記録と報告の意義とその方法を理解し、演習を通して体験できる。
対象者を理解するためのコミュニケーションの原理と基本技術を理解し、活用して会話できる。
フィジカルイグザミネーションの知識と基本技術を習得し、事例に対するフィジカルアセスメントができる。

授業のながれ
看護活動の展開に共通する基盤となる知識と技術
標準予防策・ボディメカニクス・ベッドメーキングの知識
標準予防策・ベッドメーキング演習
標準予防策・ベッドメーキング演習
看護におけるコミュニケーションの目的とコミュニケーションの基本的な構造
患者看護師間の基本的なコミュニケーションスキル・感情探索の方法
患者・看護師間の基本的コミュニケーションスキル演習
コミュニケーションにおける感情探索・感情操作の技法/ナースコール演習
フィジカルアセスメントの位置づけと共通する技術・中枢神経系のフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントに共通する技術/中枢神経系のフィジカルアセスメント演習
フィジカルアセスメントに共通する技術/中枢神経系のフィジカルアセスメント演習
呼吸系のフィジカルアセスメント
呼吸系のフィジカルアセスメント呼吸の観察/呼吸音聴取/異常呼吸音演習
呼吸系のフィジカルアセスメント呼吸の観察/呼吸音聴取/異常呼吸音演習
循環系のフィジカルアセスメント(体温・脈拍・血圧・心電図・心音・静脈圧・末梢循環)
循環系のフィジカルアセスメント(体温・脈拍・血圧・心電図・心音・静脈圧・末梢循環)
循環系のフィジカルアセスメント体温/脈拍/血圧測定演習
循環系のフィジカルアセスメント体温/脈拍/血圧測定演習
循環系のフィジカルアセスメント異常心電図と脈拍・心音聴取演習
体温、脈拍、呼吸、血圧、呼吸音の測定
【技術評価】ベッドメーキング/事例を用いたフィジカルアセスメント
【技術評価】ベッドメーキング/事例を用いたフィジカルアセスメント
運動系・消化系・感覚系のフィジカルアセスメント
運動系・消化系・感覚系のフィジカルアセスメント
運動系・消化系・感覚系のフィジカルアセスメント演習
運動系・消化系・感覚系のフィジカルアセスメント演習
運動系・消化系・感覚系のフィジカルアセスメント演習
環境調整技術演習
【技術評価】バイタルサイン測定技術/事例を用いたフィジカルアセスメント
【技術評価】バイタルサイン測定技術/事例を用いたフィジカルアセスメント

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この授業は、看護実習室において実際に看護技術を実施して学びます。授業を受けるためには、必ず予習をしてきてください。授業の冒頭では予習に対する確認テスト(小テスト)を行います。さらに、演習後には事後課題の提出が課せられます。授業を欠席すると技術習得のために重要な学習体験ができないことになりますので、欠席しないようにしましょう。また、授業時間内に設定してある技術試験に合格するためには、計画的な自己練習が必要です。学生の技術練習のために看護実習室を開放する日時は随時発表しますので、自分のスケジュールを調整して練習時間を確保しましょう。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義の内容に関連した項目について教科書などを用いて予習しておくこと 15
事後 講義で学習した内容について、復習しておくこと 15

本科目の関連科目
人間の形態と機能T 人間の形態と機能U 生化学 微生物学 病理学 人間関係論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他(授業への参加態度) 10%
知識に対する評価と技術に対する評価のいずれも合格点をとっていることを単位認定の条件とします。知識に対する評価は、定期試験、課題・小テスト、授業への参加態度を別途の割合で集計し、100点満点のうち60点以上を合格とします。技術に対する評価は、授業内で実施する技術試験に合格していることです。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>阿曽洋子 井上智子 氏家幸子 <テキスト名>基礎看護技術 <出版社>医学書院
<著者>山内豊明 <テキスト名>フィジカルアセスメントガイドブック <出版社>医学書院
<著者>山内豊明 <テキスト名>フィジカルアセスメントワークブック <出版社>山内豊明



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