科目名 行政学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 川島 佑介

テーマ
政府の仕組みや動き、組織、政策について、理論・実態の双方を理解する

科目のねらい
<キーワード>
統治構造  行政統制
官僚制  公共政策
地方自治

<内容の要約>
行政学とは、政府の仕組みや動き、組織、政策を扱う科目である。本講義は、三つのポイントを中心に据えている。第一に、行政学の全体像と各論を学ぶことにより政府構造について分析する視座を提示することである。第二に、日本をはじめとする各国の統治構造や行政統制、官僚制、公共政策、地方自治の実態について説明することである。第三に、公務員試験を目指す学生に対しては、行政学科目の基本的内容を教授することである。

<学習目標>
行政学の全体像を把握すると共に、各論を適切に位置づけて理解することができる
行政学の各論について理解し、説明することができる
日本をはじめとする各国の統治構造や行政統制、官僚制、公共政策、地方自治の実態について理解し、説明することができる

授業のながれ
ガイダンス(授業の進め方、成績評価の案内、行政学を学ぶ意義、行政学全体像の提示)
行政学史(ドイツの行政学前史、アメリカ行政学の誕生、日本における行政学の輸入と独自の事情)
統治構造論・理論編(議院内閣制と大統領制、内閣のトリレンマ、省庁制度)
統治構造論・実態編(戦前、戦後、21世紀の内閣の特徴、省庁再編)
行政統制論・理論編(PA理論、FF論争、ギルバートの整理)
行政統制論・実態編(官民関係、族議員、21世紀の変化)
官僚制論・理論編@(近代官僚制の仕組み、その功罪)
官僚制論・理論編A(経営学の取り込み、古典的管理論、人間関係論、現代管理論)
官僚制論・実態編(閉鎖型採用・昇進システム、大部屋主義、稟議制)
公共政策論・理論編(inの知識とofの知識、意思決定のモデル化)
公共政策論・実態編(政策が変わるときに焦点をあてる)
地方自治論・理論編(地方自治が行政学の守備範囲にあるわけ、地方自治体とは何か)
地方自治論・実態編@(日本の地方自治体の歴史〜東京都知事を題材に〜)
地方自治論・実態編A(地方分権改革、平成の大合併、三位一体の改革、道州制論)
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
政府の仕組みや動き、組織、政策に関心のある学生および、公務員を目指す学生の履修を望みます。私語等他の履修生の迷惑となる行為は禁止します。複数回注意しても改善が見られない場合、座席指定とします。講義資料は毎回配布します。分からないところについては、質問意見用紙を通じて聞いてもらうか、軽微な内容については授業前後に口頭で聞いてもらって、早めに解消してください。

本科目の関連科目
政治学関連科目全般

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 80%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  0%
期末試験が評価の中心であり、質問意見用紙の提出状況が加味される(第一回目の講義で説明します)

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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