科目名 | ヒューマンケア論 |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
2 | 2 | 前期開講 | 北村 育子 |
テーマ |
---|
人が生きていく上で直面するさまざまな困難とその背景そして援助の実際について、各分野の実践者から直接聞き、ソーシャルワークの対象領域の広がりを理解するとともに、ソーシャルワーカーとしての柔軟な援助観を養う。 |
科目のねらい |
---|
<キーワード> 生活課題の多様性 ソーシャルワーク援助の広がり 柔軟な援助観 <内容の要約> 私たちは、ケアという言葉をよく使います。お年寄りのケア、子どものケア、心のケア、患者のケア、など。犬や猫もケアしますし、髪の毛や爪、車もケアします。私たちにとって、ケアはとても身近な言葉で、それ故に、さまざまな意味を持っています。プライマリーケア、アフターケアなどという言葉もあります。お年寄りのケアは介護、子どものケアは保育、心のケアはカウンセリング、患者のケアは治療や看護、犬猫のケアは飼育、髪や爪のケアはリンスやトリートメント、車のケアは洗車やワックスがけでしょうか。もちろん、ソーシャルワーカーが提供するケアは、人の暮らしと幸福に関するものであり、そのケアは、カリキュラム表に載っている高齢・障害・子どもという大まかな枠組みをはるかに越えるものであるはずです。ソーシャルワーカーが実践の場とすることのできる多様なフィールドとそこでの実践の一端を覗き、視野を広めるとともに、クライエントを理解する際の柔軟な思考力を養うことが、この科目の目標です。科目の前半は、主に支援者の視点から、後半は、主に既存の支援システムから疎外されがちな人々や、それらの人々の直面する生活課題について、各方面の講師に語っていただく予定です。 <学習目標> 人が人生を歩む過程で直面するさまざまな困難とその背景を説明することができる ソーシャルワーク実践のフィールドの広がりを理解するとともに多様な価値観を身につけ今後の学習や実践に役立てることができる ソーシャルワーカーとして養うべき柔軟な援助観について説明することができる |
授業のながれ |
---|
オリエンテーション:科目のねらい、学習の到達目標、授業のすすめ方 ヒューマンケア概論 ソーシャルワークの多様な実践フィールド@ ソーシャルワークの多様な実践フィールドA ソーシャルワークの多様な実践フィールドB ソーシャルワークの多様な実践フィールドC ソーシャルワークの多様な実践フィールドD 中間振り返り 日本社会の中のさまざまなマイノリティ@ 日本社会の中のさまざまなマイノリティA 日本社会の中のさまざまなマイノリティB 日本社会の中のさまざまなマイノリティC 日本社会の中のさまざまなマイノリティD 後半の振り返り ふりかえりとまとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
---|
言うまでもありませんが、出席が基本です。登録者を小グループに分けます。外部講師をお招きする回については、講師による講義が約40分、その後、講師の提示する課題についてグループで討論(10分×3し)、その内容を発表し、講師からフィードバックを受け、その回の内容を共有します。講師の話をよく聞いて理解し、感じたこと、考えたことを他の履修者と、また講師と共有します。主体的に所属するグループの討論に参加し、講義内容をさらに深めてください。各回のテーマや実践領域は、初回に配布する資料でお知らせします。授業に出席するにあたり、各回の領域に関連する統計資料などを取集し、それらを持参してください。 |
本科目の関連科目 |
---|
社会保障や社会福祉の制度に関する科目、ソーシャルワーク援助の理論や技術に関する科目、社会の仕組を理解するために役立つ諸科目、など。提供されているほぼすべての科目が、この科目と何らかの関連を持っているはずです。 |
成績評価の方法 |
---|
|
||||||
授業内で、グループ討議を行います。その内容をまとめ、発表していただきますが、期間中、すべての人が1回はグループ内の討議をとりまとめながら記録し、その内容を発表することができるように指名します。討議の内容がよくまとめられていたか、わかりやすく発表できたかを評価します。これを期中の課題とします。期末には、科目のテーマやねらいへの各自の取り組みを報告していただきます。 |
テキスト |
---|
□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
(C) Copyright 2018 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |