科目名 | 国際関係論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 大濱 裕 |
テーマ |
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激動する国際社会の現状と背景、そして、今後の行方・展望 |
科目のねらい |
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<キーワード> 新国際社会経済システム (新冷戦体制) グローバリズム コーポレイトクラシー 社会民主主義 平和共存 <内容の要約> 2001年の「同時多発テロ」、2008年の「国際金融危機」、2011年の「国家財政危機」、2014年の「イスラム国の台頭」、2015年の「EU難民問題とイギリス離脱」等に見られる如く、21世紀の世界は混乱と不安定の中に推移してきており、国際経済社会の新たなパラダイムが模索されつつある。それらの背景・原因そして今後の展開の行方は一体どのようなものであろうか。本講義では、混迷する国際経済社会の現状を歴史・構造的視点に基づき多面的な側面から把握し、その根本原因となっている国際関係を、日本の位置・状況と関連づけながら読み解き、新たな国際社会経済システムのあり方について共に考えてゆく。 <学習目標> ・今日の国際経済社会の現状および背景要因を多面的・包括的に理解できるようになる。 ・そうした状況・関係における日本の現状・課題を市民の視点・目線から理解・認識できるようになる。 ・平和共存、人権擁護を基軸とした国際経済社会システムのあり方・行方を考察できるようになる。 |
授業のながれ |
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1.オリエンテーション 2.今日の国際社会の状況とその基本的特徴 : 新たなパラダイム転換への潮流 3.「9.11同時多発テロ」と国際社会: (1)その背景・原因と国際社会の変容 4.「9.11同時多発テロ」と国際社会: (2)アフガン・イラク戦争とブッシュ・ネオコン政権 5.「イスラエル・パレスチナ問題」と国際社会: 歴史的背景と現状・展望 6.石油・エネルギー問題」と国際社会: 石油メジャーの再編と新エネルギー戦略 7.「核・原子力問題」と国際社会: 核兵器・原発開発の現状とその背景 8.「食郎・水問題」と国際社会: アグリビジネスの食糧・水資源支配の現状と今後の展望 9.「イスラム国、内戦・難民問題と国際社会: 東欧カラー革命、アラブの春、シリア内戦、イスラム国と難民問題 10.「グローバリゼーション」と国際社会:(1)国際金融危機の背景と国際金融資本の動向 11.「グローバリゼーション」と国際社会: (2)「ソブリン・クライシス」と「民衆の抗議・抵抗」 12.21世紀におけるアメリカ・EU・ロシア・中国の相関関係と国際社会 13.「グローバリゼーション」と日本: (1) 「構造調整協議」・「TPP協定」 と日本経済社会の変容 14.「グローバリゼーション」と日本: (2) 「東アジア・東南アジア地域」における中国の影響力拡大と北朝鮮核問題 15.まとめ: 変容する国際社会システムの意味と日本の位置・課題と展望 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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@ 各講のテーマに関する諸情報、文献・資料等に事前に調べ、講義の要点を他のテーマとも関連づけながら纏める作業を実行する。(2時間 x 15回:30時間) A ・日頃から国際社会の出来事や動向を新聞・マスコミ報道・SNS・専門誌等を通じて積極的に把握しておくこと。 ・新聞、マスコミ報道を鵜呑みにするのではなく、自ら取捨選択し、分析・考察する主体的な姿勢・視点を身につけるよう努力すること。 ・私語、携帯電話 / スマホの操作、飲食、不要な出入り、着帽等は原則として禁止する。 ・正当な手続きを経ない「潜り聴講」は禁止する。 B 講義の際には、世界地図、世界史年表を携帯しておくと理解促進に有効である。 基本的にレジュメおよび各テーマに関する文献・資料・AV資料を配布・使用し、テキストは使用しない。 参考文献・資料は、授業において紹介・指示してゆく。 |
本科目の関連科目 |
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「国際福祉論」:第三世界諸国の現状や国際社会経済システムの理解が基礎として役立つ。 「地域開発論」:新たな社会経済システムを検討・構築してゆく際の一つの指針となる。 |
成績評価の方法 |
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・定期試験(レポート試験)作成の要点、評価のポイントは、1ヶ月前に文書(レポート作成要領)により具体的に提示する。 ・課題に答えないもの、他の文献・資料・インターネット文書等を写しただけのものは評価対象とはしない。 ・大学の規定により、6回以上の欠席の場合は単位取得の資格を喪失する。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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