科目名 | 地理学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 3 | 通年開講 | 雨森 直也 |
テーマ |
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自然地理学、人文地理学および地誌を通じて地理学全般を理解するための必要な知識を身に付ける。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 自然環境 人 世界観 地誌 <内容の要約> 地理学は自然から人、文化までを研究対象する非常に幅の広い学問である。本講義は前期に自然、民族と暮らし、人文地理を対象とし、後期には世界観、地誌として世界でもっとも影響力を持っているアメリカ、中国、インドについて主に学ぶ。地理学が直面する様々な問題を積極的に論じていく予定である。 <学習目標> 1.地理学がおおよそどのような学問か説明できる。 2.地理学が課題とする諸問題を中等教育の教員として学生に教えることができる。 3.代表的な世界観を様々な角度からとらえることができる。 4.アメリカ、中国、インドの諸問題について自ら問題意識を持つことができる。 |
授業のながれ |
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1.イントロダクション―地理と地理学― 2.身近な環境と地理学―愛知県名古屋市を例として― 3.地形・土壌からみる自然環境 4.水と自然環境 5.気候と自然環境(1) 6.気候と自然環境(2) 7.生業と生活にかかわる自然環境 8.人類の営みと自然環境(1)―アフリカ・ヌエルの生活と環境― 9.人類の営みと自然環境(2)―カリブ・農民社会の生活と環境― 10.人類の営みと自然環境(3)―チベット人の生活と環境― 11.分布と地理学―照葉樹林文化の広がりと共通点― 12.立地と地理学―現代的な立地と伝統的な立地― 13.流動と地理学―人の流動を支える交通の研究― 14.歴史と地理学―歴史と災害― 15.民族と地理学―民族の境界とは― 16.世界の解釈(1)―中華思想(1)― 17.世界の解釈(2)―中華思想(2)― 18.世界の解釈(3)―オリエンタリズム― 19.世界の解釈(4)―文明の生態史観― 20.アメリカ地誌(1)―過ぎた資本主義― 21.アメリカ地誌(2)―公務員制度の特徴と問題点― 22.中国地誌(1)―中国共産党と政法委員会― 23.中国地誌(2)―中国社会にはびこる潜規則― 24.中国地誌(3)―稲作の起源論争とルーツ、DNA、政治― 25.中国地誌(4)―工業化と環境問題― 26.中国地誌(5)―中国の民族問題と政策― 27.中国地誌(6)―海峡問題、イデオロギー、一国二制度など― 28.インド地誌(1)―焼かれる女性の諸問題― 29.インド地誌(2)―炭鉱王国インドの問題― 30.まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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@各授業内容にあるキーワードについては、調べておくこと。また、高校までの地理の知識を必要とされる場合もあるので、各自で事前に勉強していくこと。(各講義ごとに2時間程度)A地理学は高校までの地理とは異なり、暗記に頼るものではなく、問題意識や高度な論理的理解力が求められる。Bテキストは特に指定はしない。 ※講義の進捗状況等によって、内容を変更する場合がある。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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定期テスト(50%)及び毎回講義時にペーパーを配り、講義に対する考察を求める。記述内容を講義ごとに0点から1点程度で評価する(30%)。また、夏休みに愛知県(または県外出身者については地元都道府県)の自然・人文景観に関するレポート(20%)を求める。また、このレポートは何回かの講義に振り替える場合もある。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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