科目名 | 国際福祉論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 大濱 裕 |
テーマ |
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第三世界の貧困 ・環境破壊・人権抑圧等の状況 と それを生み出す国際的社会経済システム |
科目のねらい |
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<キーワード> 平和と自立 経済・生活・環境のトレードオフ 国際経済社会システム 構造調整政策 グローバリゼーション ・ グローバリズム <内容の要約> 今日の世界、特に第三世界に暮らす多くの人々は、 国際社会経済システムの変容および其処にもたらさ貧困・環境破壊・人権抑圧・紛争等により、生活福祉の基盤の喪失を余儀なくされた状況に置かれている。 本講義では、 そうした現実の状況を紹介し、それを生み出す国際的な経済社会システムを歴史的・構造的視点から理解し、今日の情緒的・一過性の支援のあり方を見直すと共にその改善への方策・道筋を提起するなかで、「共に生きる社会の実現」への可能性を探る。 <学習目標> ・今日の第三世界の諸状況を、 複合的な視点から理解することができる。 ・貧困・環境破壊・人権抑圧をもたらす国際的諸関係を構造的に分析できる。 ・日本の政府開発援助・NGO の支援の現状およびその限界・問題を明確に理解できる。 ・今日の諸課題の克服に向けた具体的支援・協力のあり方を提起することができる。 |
授業のながれ |
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1. オリエンテーション 2. 「国際福祉」の枠組み・考え方 3.第三世界民衆の 「生活と環境」 の状況 4.第三世界民衆の 「生活と経済」 の状況 5.第三世界民衆の 「経済と環境」 の状況 6.第三世界民衆の 「生活と紛争」 の状況 7.第三世界と国際社会経済システム :(1) 戦後世界の枠組みと民族独立・非同盟運動 8. 第三世界と国際社会経済システム :(2) 第一次産品問題と開放経済体制への移行 9.第三世界と国際社会経済システム :(3) 「緑の革命」と農業・環境・生活の変化 10.第三世界と国際社会経済システム :(4) 「債務問題」の深刻化と「輸出加工区・労働者」 11. 第三世界と国際社会経済システム :(5) 「構造調整政策」 と第三世界民衆の苦悩 12. 第三世界と国際社会経済システム :(6) 「世界銀行・IMF・WTO」と第三世界 13.第三世界と国際経済社会システム :(7) 第三世界の現状と貧困をめぐる今日の状況・課題 14.国際社会(日本)による協力・援助の限界・矛盾と打開策 15.まとめ : 国際福祉援助と私達の暮らし 〜 共に生きる社会の実現に向けて 〜 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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@ 第三世界の諸状況に関する文献・資料・新聞・ビデオ等を活用し積極的に学習すること、また、各回の学習内容に関する まとめノートを作成すること(2時間 x 15回 : 30時間)。 A 自ら調べ、 考え、 纏め上げてゆく主体的な取り組み・姿勢を心がけること。 私語、 携帯電話やスマートフォンの操作、 飲食、 講義中の出入り、着帽、不適切な服装等、常識・マナーを弁えない行為を禁ずる。 正式な手続き、教員の了解を得ない「もぐり受講」は認めない。 B 世界地図、世界史年表を携帯しておくと講義内容をフォローする上で便利である。 |
本科目の関連科目 |
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「地域開発論」:「国際福祉論」 は左記科目の入門基礎科目であり、 継続履修により完結。 |
成績評価の方法 |
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学生諸君の主体的な思考・分析を重視するために、評価は「定期試験(レポート)」にて行う。 レポート作成要領を提出1ヶ月前に文書の形で 具体的に指示するので、各自、講義内容を踏まえ、独自の研究・考察・検討も加えたうえで纏め論じて頂きたい。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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