科目名 くらしと経済U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 岡本 真理子

テーマ
身近な出来事から経済の仕組みと自分の暮らしとのかかわりを理解し、賢い市民となることを目指す。

科目のねらい
<キーワード>
家計  経済
政策  社会の改善

<内容の要約>
激動の現代世界にあって、 日本に暮らす私たちも、 まじめに働きさえすれば生涯安定した生活が保障されることは期待できなくなっています。 しっかりと自分と社会・経済とのかかわりを理解し、 リスクに対応できる 「賢い市民」 となることが迫られています。 「くらしと経済T」では、身近な出来事から経済の原理を読み解くことを課題しましたが、「くらしと経済U」では、諸政策が誰にどのように影響を与えるのかをみながら政策の是非を検討したり、現実の身近な諸問題の打開策を考えるなど、問題解決に経済学の知識を活かせることを学びます。

<学習目標>
1. 世界や日本、地域社会で起こる問題に対して、その背景や要因を自ら調べることができる。
2. 社会・経済の諸現象に対して、背景や要因を理解するための基本的な枠組みを身につけることができる。
3. 世界や地域社会の諸問題に対して、経済学的な考え方で対策を検討することができる。

授業のながれ
導入:この授業で何を学ぶか
シングル・マザーの貧困率はなぜ高い?その打開のためには何が必要か?
少子高齢化が進行することのリスク、要因は何か。またどのような対策が可能か?
中東やアフリカで内戦がなぜ簡単に起きてしまうのか? 
「囚人のジレンマ」:紛争における戦略を考える
人生上の様々なリスクと、それへの対処の方法を考えよう
借金地獄に陥らないための、長期住宅ローン借入計画
年金に頼らず、退職後も収入を維持するためには?
食糧廃棄率が高いことにはどんな問題があるのか?どんな対策が可能か?
原子力発電ゼロに向けてどのような道を採り得るか?
普通の人が「犯罪者」になってしまう諸事例と、その対策 (インセンティブと抑止力の配置の在り方)
財政難打開のためにカジノを誘致するべきか?
公共財と「共有地の悲劇」について。学部室の管理はどうあるべきか?
空き家問題・ゴミ屋敷問題の打開策は?空き家対策先進国(フランス)はどうしたか?
総まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業の進め方

取り組み課題リストの中からテーマを選んで、個人またはグループでで調査したことを発表し、皆に検討すべき「お題」をだして討議してもらう。リストになくても、現在の日本社会で気になる問題があれば、それを取り上げることも可能。

テーマによっては基礎情報や追加資料を配布するが、ビデオに関する配布資料は出さないので、ノートをとってほしい。

本科目の関連科目
くらしと経済T を受講していることが望ましい。授業で登場してきた理論について、「ミクロ経済学」「厚生経済学」「国際経済学」(経済学部)などで、更に深めることができる。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 40%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  0%
最後にテストを行いますが、出席数が少なすぎたり、1回の調査・発表と1回の演習課題の提出がなければ、受験資格はありません。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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