科目名 | 地図学演習 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 田中 雅大 |
テーマ |
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地図の基礎を理解するとともに、地図を作り・使うことの可能性と問題点を考える |
科目のねらい |
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<キーワード> 地図 地図製作・利用 基本図 主題図 社会の中の地図 <内容の要約> パソコン、携帯電話(スマートフォン)、インターネットといった情報通信技術とGPSのような地理情報技術の発達に伴い、今や子どもから大人まで多種多様な人々が当たり前のように「地図」を手にするようになった。地図と社会の関係が深まり、いつでも・どこでも・誰でも地図を作製・利用できるようになったとも言われている。しかしその一方で、地図をめぐる倫理的問題も顕在化してきた。本授業では、こうした現代の地図事情を多面的にとらえるための地図学的知識を演習形式で学ぶ。地図・地図学の基本事項を概説するとともに、受講生自らが地図を作製・利用し、その社会的意義・問題点を議論する。 <学習目標> 地図を社会の中にあるものとして位置づけ、そのことを多面的に理解・考察できる。 地図製作・利用の技法を身につけ、社会生活の中で実践することができる。 正しい倫理観を持って地図と関わり合うことができる。 |
授業のながれ |
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イントロダクション ―地図・地図学とは― 地図・地図学の歴史 地図の種類と基礎概念 地図はウソつき? ―地図の「正しさ」とは― 国土を測る ―基本図製作の歴史― 地球を測る ―投影法と測地系― 地図による国家の創出 ―批判地図学― 基本図を読む ―地図から地形と地域を読み解く― 日常に埋め込まれた主題図 ―新聞・広告・雑誌・看板の地図― 主題図の表現技法 主題図を作り・読む(1) ―地図と統計データの結合― 主題図を作り・読む(2) ―地図でナビゲーション― デジタル地図の仕組みと可能性 地図は「民主化」されたのか? ―オープンデータ時代の地図― 仮想/現実世界と地図 ―地図製作・利用の倫理的諸問題― |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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日常で目に付く地図の特徴や疑問点・不満点などをメモしておき、地図が必要とされ/されない理由について自分なりの考えを持っておくことを勧める。 |
本科目の関連科目 |
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地理学概論A、地理学概論B、地誌学 |
成績評価の方法 |
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授業中の課題・レポートの内容とディスカッションへの参加状況を総合的に評価する。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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