科目名 児童福祉学基礎演習T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 大田 優子

テーマ
発達障害等、配慮を必要とする子どもについて理解し、保育、教育等の場での育ちを考える

科目のねらい
<キーワード>
保育・教育の場で課題となっている【発達障害】【貧困】【虐待】の基礎的な理解  保育・教育の場で必要な連携(多職種連携)について検討
より実践的、効果的なグループワークを行う

<内容の要約>
保育・教育の場で共通課題となっている【発達障害】【貧困】【虐待】について、基本的な内容の理解に繋げます。これらは将来子どもと関わる仕事をする上で必要になる知識でもあります。また、個人の力だけで解決できない課題でもあり、協同、連携の不可欠な領域でもある事を理解し、実際の保育・教育の中で実践するための基本的な力をつけます。

<学習目標>
発達障害の特性からくるやりずらさ、分かりずらさについて説明が出来ます。
発達障害、貧困、虐待といった子どもたちを取り巻く社会課題に関連する法律、制度を説明することが出来ます。
グループワークでの自分の役割、立場を理解し、効果的にワークを進めることが出来ます。

授業のながれ
オリエンテーション グループ決め 
発達障害理解のための基礎@ 講義・演習 発達障害の特性や感覚の違い、やりずらさ、分かりずらさについて理解します
発達障害理解のための基礎A 講義・演習
「発達障害」「貧困」「虐待」の子どもをめぐる三大課題についての基礎を理解します 講義
事例検討(グループで事例の決定)・グループワーク準備(グループ討議やブレーンストーミングの基本について理解します)
グループワーク@ 各グループごと、事例検討、課題整理等を行い、発表に向けた資料を作成します
グループワークA
ストレスケアとアンガ―マネージメント 講義(外部講師 予定)
グループワークB
中間報告会 各グループで中間報告を行います・グループワークC
グループワークD
グループワークE
合同発表会(予定)@ 他のクラスとの合同発表会を予定しています
合同発表会(予定)A
全体振り返りワーク・まとめ 

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@子どもに関わる仕事をする上で、子どもの発達についての基本的な知識は不可欠です。知識がある前提で講義を進めるため、大まかなライフステージごとの発達課題は説明が出来るよう事前に学習を行ってください。グループによってはサブゼミ等の形式で事前、事後の学習が必要になることがあります。保育・教育の分野は福祉分野と同じく、感情労働と呼ばれる分野です。こうした分野では自己覚知の必要性もとても高いものがあります。オリエンテーションで自己紹介をします。自分のことを語れる準備をお願いします。
A何かを教えてもらう場ではなく、自分で気づき、考えることで学ぶ場という認識をもって参加してください。興味の有無で楽しくもなり、つまらなくもなります。個人がどう感じるかは自由ですが、参加する以上は一緒に考え、学ぶメンバーの一人です。せっかくですから、楽しみましょう。
B発表のためのプレゼン作成にパソコンを使用します。(講義中は大学のパソコンを使用します)

本科目の関連科目
総合演習T・U、保育学基礎演習U、教育学基礎演習U、子ども発達学専門演習T、子ども発達学専門演習U

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 60%
その他  40%
講義後の小レポート、最終レポート(テーマは講義の中でお知らせします)、その他グループワークの参加状況で評価を行います。
小レポート、最終レポートは、見聞きしたことの羅列ではなく、自分が新しく気づいたことや将来の仕事で何をどう活かせそうか等、自分自身の言葉で表現していることが評価のポイントになります。
グループワークの参加状況は、グループの中での自分の役割を理解し、協同の姿勢で意欲的に取り組むことができているかを評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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