科目名 家族と法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 木村 義和

テーマ
家族法の基礎知識 夫婦・親子関係についての基本的な法律上のルール家族法の重要な制度を重点的に解説します。 

科目のねらい
<キーワード>
家族  婚姻
離婚  親子
親族

<内容の要約>
「あなたにとって大切なものは何ですか?」と尋ねられた時,多くの人が答えるものの一つが「家族」です。この家族の柱となっているものが,夫婦(婚姻)関係と親子関係です。この夫婦・親子関係についての基本的なルールを理解します。

<学習目標>
家族法の重要な制度と基本的なルールが理解できる。
家族法の重要な制度と基本的なルールについての基礎的知識が修得できる。
家族法分野についての法的思考力を養うことができる。

授業のながれ
家族法の意義と親族 家族法って何?親族って誰のこと?等
婚姻の成立 婚姻するためには,どんな要件が必要ですか?等
婚約・結納・内縁 婚約をしたらどんな義務が発生するか?等
婚姻の一般的効果 婚姻するとどんな義務が課せられますか?等
婚姻の財産的効果 婚姻した後,夫婦の財産関係はどうなりますか?等
離婚の手続 離婚の手続はどうなっていますか?等
離婚の有責主義と破綻主義 浮気をした方から離婚請求できますか?等
離婚の効果(財産分与) 離婚をしたら夫婦の財産はどうなる?等
離婚の効果(子をめぐる問題) 親が離婚をしたとき,残された子供はどうなる?等
親子(実子・嫡出子) 妻が浮気をして子供が産まれた。この子の父親は誰になる?等
親子(実子・非嫡出子) 妊娠したのに彼氏が認知してくれない。どうなる?等
親子(養子) 養子の制度について勉強します。
親権 親と子にはそれぞれどんな権利や義務がありますか?
後見・保佐・補助 制限能力者制度について勉強します。
扶養 扶養の意味を理解します。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@初学者向けの授業であることに留意してください。事前学習として、事前に配布したレジュメ及びテキストの該当部分を熟読すること。毎回1時間。
事後学習として、授業の板書をしたノートを復習し、条文の内容や判例の内容及び判旨を理解する。そして、テキストの該当部分を読むこと。毎回1時間。
A法律学習の基本である条文と判例の解説を中心に授業は進みますが、現代日本社会の状況を説明しつつ授業を進めたいと考えています。日本の社会状況に裁判所の判断が適合しているのか、法的な整備がされているのか(条文を適用した結果は妥当なのか)を受講者自身に考えていただけるような授業を目指します。授業中は私語をせず,携帯電話の電源を切るよう心がけて下さい。
B六法があれば持参して欲しいが、携帯等で該当条文を検索できれば、授業に対応できます。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
期末試験を100点満点で採点し、評価する。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>千藤 洋三 、田中 通裕 、辻 朗 、床谷 文雄  <テキスト名>プリメール民法5 家族法 <出版社>法律文化社



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