科目名 福祉用具応用

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 渡辺 崇史

テーマ
障害のある人の生活や活動を支援するアシスティブテクノロジーの意義と価値の理解を目指す

科目のねらい
<キーワード>
アシスティブテクノロジー  支援技術
福祉用具  アクセシビリティ
人間中心デザイン

<内容の要約>
福祉用具は,世界では支援技術(アシスティブテクノロジー)と呼ばれている.支援技術は生活上,なんらかの障害も持つ人の生活や活動を維持・代替・拡大するための機器・道具・サービスの全てを指す.本講義では,支援技術は障害のある人にとって,さまざまな活動を実現するための能力の一部であるという視点でとらえ,操作姿勢の知識からスマートフォンやタブレットPC等の最新情報技術の利活用の方法,情報アクセシビリティ,そして,各国の支援機器供給システムまでを広く講義する.

<学習目標>
工学的視点から福祉用具や各種支援機器の評価および考察することができる
ICFモデルの視点から障害のある人とテクノロジー利用の価値や意義を検討することができる
地域課題や社会福祉制度の現状を踏まえ,アクセシブルデザインについて自分の考えを述べることができる

授業のながれ
オリエンテーション,テクノロジー外観
車椅子の走行特性,操作性
車椅子シーティング(座位保持と調整機能)
電動車椅子の仕組みと走行特性,操作性
さまざまな機器操作デバイスと身体機能との適合
コンピュータアクセシビリティ(OSの機能)
スマートフォン・タブレットのアクセシビリティ
機器操作における入出力信号制御
ユーザビリティの基本的な考え方の理解
認知的ユーザビリティの基礎
ヒューマンコンピュータインタラクション(入力デバイスの操作)
ヒューマンコンピュータインタラクション(使いやすい画面設計)
事例検討(身の回りの機器道具,サービス,システムにおけるユーザインタフェース)
情報バリアフリー(ウェブアクセシビリティ,電子図書など)
まとめ,機器・サービス供給の仕組みと比較

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・実際の福祉用具やICT関連機器を利用して進めます.積極的に議論や体験に参加すること,また参考図書も読んで知識を深めてください.
・※本科目は「福祉用具プランナー」対応科目です.取得を考えている人は必ず受講してください.

本科目の関連科目
福祉用具論,障害者福祉論,高齢者福祉論,リハビリテーション論,リハビリテーション工学,福祉用具演習I・II

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 20%
その他  10%
講義中のグループワーク等の参加態度も評価します.

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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