科目名 | 施設福祉論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 前期開講 | 金山 正美 |
テーマ |
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社会福祉施設の掲げる運営理念に沿った専門職の実践を通して、利用者のウェルビーイングの向上のための支援のあり方を学ぶ。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 地域生活と施設生活 理念と施設運営 契約と措置 ケアワークとソーシャルワーク 発達保障 <内容の要約> 社会福祉施設の成り立ちについて、主に、第二次世界大戦後からの歴史的経過を踏まえながら、児童福祉施設、障害者施設、高齢者施設を概観する。その際、1946年に日本国憲法が公布され、福祉施策は、国家の公的責任よってなされるようになった。その施策も時代の経過とともに変遷してきたことを理解する。また、戦後まもなく、糸賀一雄が創設した近江学園で実践された理念について、法律だけでは不十分な狭間を埋め合わせようとした糸賀の活動を通して紹介する。そして、戦後50年抜本的な改革がなされたかった社会福祉事業について、社会福祉基礎構造改革がなされた。数々の改革のなかで、福祉施設に経営が求められるようになり、組織や職員に浸透し始めている。この点について、福祉の理念と施設の機能や役割から考察する。また、利用者への虐待も跡を絶たない。この点についても考えていく。最後に、施設の果たすべき目標に向かって、主にレジデンシャルソーシャルワーカーの働き方につて学ぶ。 <学習目標> 社会福祉施設の運営理念と福祉実践の関係について理解できる。 社会福祉施設の誕生とその背景について理解できる。 施設における人権擁護について理解できる。 地域生活支援と施設生活支援について理解できる。 レジデンシャルソーシャルワークについて理解できる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション 児童福祉施設・障害者施設・高齢者施設の概要について 糸賀一雄の福祉実践を通して、戦災孤児や障害児のための近江学園の創設について 社会福祉施設創設のための苦労と原動力としての理念について 児童福祉法改正と障害者総合支援法について 児童養護施設の事例紹介 障害者施設の事例紹介 高齢者施設の事例紹介 児童発達支援事業の実践紹介 施設職員の専門性(ケアワークとソーシャルワーク)と理念について 地域生活と施設生活について 社会福祉施設の構造と機能について 利用者の自己実現のためのプログラムと日課について 施設における人権擁護のための実践について まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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この講義は、実習を控えた3年生が対象である。そのために、実習で活用できる問題意識の手助けになることを主眼に置いている。実習関連科目の事前学習をしっかり行うことが大前提となる。また、講義中の私語は慎み、携帯電話、スマートホンは操作しない。 |
本科目の関連科目 |
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社会福祉実習関連科目(実習指導U・ソーシャルワーク演習V・W) |
成績評価の方法 |
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テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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