科目名 日本語学U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 Kirstie祖父江

テーマ
日本語Tの学びに引き続き、言語学の観点から、日本語を「外国語」として考察し分析する。主に意味論(言葉の意味)、音声学、他言語との対照という3つのテーマに沿って日本語の特徴を学びます。

科目のねらい
<キーワード>
言語学  日本語
意味  発音
対照研究

<内容の要約>
日本語Tで学んだ日本語の基礎をさらに専門的に考える。音声学の基礎を覚えることによって、日本語の発音の特徴と学習者の課題を考え、また、意味論の基礎を学んで、よく似ている日本語の表現の違いを客観的に説明できるようになる。また、グループワークで、他(中国、インドネシアなど)の国の言語事情を調査し、その国からくる学習者は日本語を学ぶ時にどのような課題がありそうかを考えて、プレゼンテーションする。

<学習目標>
音声表記を正確に使えるようになり、日本語の発音を音声的に理解する。
類義語を分析して、その意味の違いを理解するようになる。
他国の情勢や言語事情を調べて、日本語教育に対する課題を特定する。
日本語Iで得た知識を上記の3つの目標の達成に活かせる。

授業のながれ
言語学の学びとその分類化
音声学(1) 音声とは何?IPA (国際音声記号)の基礎
音声学(2) 発声の工程と特徴
音声学(3) 日本語の発音の特徴と学習者の課題
音声学(4) グループワーク(IPAを使って言葉を表記する)
意味論(1) 言葉の意味とそれに対しての理解
意味論(2) 言葉の意味の分析の仕方 (「から」と「より」を例に使って)
意味論(3) グループワーク (類義語の意味分析)
意味論(4) グループワーク (類義語の意味分析の発表)
他国の事情と言葉: イギリス + その他英語圏 (*集中講義の場合、12月に実行)
他国の事情と言葉: ペル+ブラジル(ゲスト講師)
他国の事情と言葉: C国 (プレゼンテーション)
他国の事情と言葉: D国 (プレゼンテーション)
他国の事情と言葉: E国 (プレゼンテーション)
日本語Uまとめ/ディスカッション

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業はインタラクティブで行うので、積極的に参加すること。 資料を事前に配布することもあるので、予習の上受講すること。 日本語Iと違って、大きく分けて3つのテーマを数回に分けて展開します。また、書くテーマの後半では、学生によって作業や発表が要求されます。分析方法などが教えられる授業を欠席するとその後の作業を進めることができなくなりますから、事前に理由を持って欠席の連絡はない場合評価は下げられる。この授業は他の言語(英語など)の能力は全く問いませんが、予め「言葉」(発音、意味など)を意識しながら受講すると現実とのつながりができて知識は定着する。 *1月集中講義の場合、プレゼンのための事前学習が必要とされる。12月に、「他国の事情と言葉」の第一回の授業を実行し、プレゼンテーションに必要な事前研究を指導します。詳しい日時は受講者に別途お知らせします。音声学と意味論のグループワークは集中期間内で納めます。

本科目の関連科目
日本語学T

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
60%
0%
0%
40%
2回のプレゼンテーション(20+20)、最終レポート(20)、出席(20), 全体の参加度(グループワークを含む)(20)

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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