科目名 英米文学講義U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 小泉 純一

テーマ
9.11以降のアメリカの文化状況とパレスチナ系アメリカ人作家の作品を通して、言葉が持つ力を理解する

科目のねらい
<キーワード>
多元文化主義  9.11以降のアメリカ社会におけるパレスチナ系アメリカ人作家
ポエトリー・リーディングとネットの動画

<内容の要約>
 パレスチナ移民の父とアメリカ人の母の間に生まれたNaomi Shihab Nyeの作品を中心に、二十世紀後半のアメリカの文化状況を講義し、パレスチナ系アメリカ人詩人の作品を読み解き、言葉の力を感じてもらいます。多元文化主義の流れの中で、9.11以降アメリカ社会で生きることの難しさをどのようにパレスチナ系作家が言葉で表現しているのかを学ぶことで、多文化共生のあり方を考えます。紙面から作品を読むだけでなく、ネット上にあるポエトリー・リーディングの動画などから、言葉の力を感じ取って下さい。

<学習目標>
パレスチナ系アメリカ人作家のおかれているアメリカの文化状況を理解し、説明できる
目や耳からも言葉の持つ力を感じ取ることができる
パレスチナ系アメリカ人作家がおかれている状況に対して、自分なりの意見や考えを表明できる

授業のながれ
イントロダクション
Naomi Shihab Nye の全体像
Naomi と パレスチナ
Sitti's Secret: Naomi と 祖母の関係
Habibi: 異文化への違和感
Habibi: 祖母の文化を受容する
Habibi: 破壊と出会い
Habibi: 調和の予感
9.11とNaomi: A Letter to Would Be Terrorist
9.11 の影響を受けて書かれた作品
A Maze Me: 子どもを対象に書かれた作品
9.11以前に書かれた作品
9.11を乗り越えて書かれた作品
Suheir Hammad が見たアメリカ
後期まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 第二次大戦後のイスラエル建国とそれによってパレスチナ人の中には故郷を失った者もいたことなど、イスラエルとパレスチナ問題についての理解を深めておいて下さい。講義で指示する資料などを活用してレポートを作成すること。
 事前の学習としては、事前に配布する資料に目を通し、単語などを調べておくこと(45分)。事後の学習としては、その日読んだ内容をもう一度音読し、内容を理解すること(45分)。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
70%



 講義への取り組みに加えて、講義内で書いてもらうミニレポート、学期末に書いてもらうレポートで評価を行います。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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