科目名 | 倫理学概論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 前期開講 | 赤石 憲昭 |
テーマ |
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現代において「善く生きる」とは? |
科目のねらい |
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<キーワード> 正義 「善く生きる」 自由 共生 <内容の要約> 倫理学は、人間が「善く生きる」ことを追求する学問です。本講義では、われわれの人生に関わるこの「善く生きる」という問題について、大きく二つの部分に分けてその基本的な内容を学んでいきます。第一部(2回〜8回)では、哲学書としては異例のベストセラーとなったマイケル・サンデルの『これからの「正義」の話しをしよう』の議論をもとに、「正しさ」に関する倫理学の基本的な考え方を学びます。続く第二部(9回〜14回)では、現在、われわれが直面している現実的な倫理的課題のうち、「生命倫理」、「環境倫理」、さらに「教育」の問題を取り上げて検討します。 <学習目標> 倫理学の基本的な考え方と知識を身につける 現代社会における倫理問題について多面的に捉えることができるようになる 現代において「善く生きる」ことがどういうことかを考え、自分自身で実践できるようになる |
授業のながれ |
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オリエンテーション:「倫理学」とは? 功利主義:「最大多数の最大幸福」は正しいか? 自由至上主義:「自由」はどこまで許されるのか? 義務倫理学:許される嘘はあるのか? 現代の正義論 :「公正としての正義」とは? 徳倫理学:一人一票は正しいか? 奴隷制は正当か? コミュニタリアニズム:個人と社会・国家、どちらが優先されるのか? 中間まとめ/補論:アンパンマンの正義論 生命倫理@:臓器移植・人工生殖問題について考える 生命倫理A:安楽死・尊厳死について考える 生命倫理B:子どもの死と向き合うということ〜CLS佐々木美和さんと考える〜 環境倫理@:環境保護の思想について考える 環境倫理A:動物の権利の問題について考える 教育と倫理:体罰問題について考える まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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講義で展開される内容は、難しいように思うこともあると思いますが、どれもわれわれ自身の生き方に関わる問題です。つねに自分自身と結びつけ、ただ講義を聞くのではなく、一緒に考えてください。 |
本科目の関連科目 |
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哲学(現代人間論)、哲学概論、ジェンダー論、現代基礎教養T |
成績評価の方法 |
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毎回の小課題による平常点(45点)+期末試験(55点)の合計100点満点のうち60点以上を合格とします。授業内に毎回、授業内容に関わるコメント記入をしてもらい、用紙8割程度の記入を満点の目安とします。期末試験では、倫理学に関する基本的な知識と考え方が習得できているかを確認します。授業中の私語等の迷惑行為については、平常点から適宜減点します。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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