科目名 | 教職入門B |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 前期開講 | 山口 正 |
テーマ |
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現代社会の課題と子どもが求める教師(教育専門職)とは何か その職務と生きがいを考える |
科目のねらい |
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<キーワード> 教師とは何か 教育とは何か 教職の専門性(その力量)と成長 教育改革(教育のこれから) <内容の要約> この科目は、現代社会の課題と子どもが求める教師を見据えながら、教職をめざす皆さんに教職の魅力とは何かを伝え、教育現場の実態や教師の実践を通して「教育とは何か」をみなさんと一緒に考え探求することを主眼とします。 また、古今東西の優れた教育思想や教師像を紹介し、教職に求められる人間的資質や実践的指導力について考え、その基礎となる力を自ら養う態度を育て、教職への思いを高め、自らの教育観・教師像の形成をねらいとします。 <学習目標> ・子どもと学校が今どうなっているのか、認識を深め、問題意識を育てることができる。 ・「教育改革」に揺れる教育・学校現場の現状を理解し、幅広い視野から物事を見る目と確かな教育観・教師観を育てることができる。 ・教職への目的意識を高めるとともに、教員として求められる資質・能力とは何かを探求し、それを養う態度を育むことができる。 |
授業のながれ |
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第1回:授業ガイダンス 授業の概要説明 ⇒ 自己教育の意味 ⇒ 私が出会った教師たち(コメント記入:思い出に残る教師) 第2回:テーマ1 [子ども・学校の現在を考える] その1 私が出会った教師たち コメント発表(意見交流) ⇒ そこに共通すること 第3回:同上 その2 事例(貧困・格差のなかに生きる子どもの現実) 資料(貧困率)学習 ⇒ 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流 ⇒ コメント記入 第4回:同上 その3 事例(世界の子どもたちの現実) 事前コメント交流 ⇒ 資料(ユネスコ資料)学習 ⇒ 世界の子どもと日本の子ども その比較 第5回:同上 その4 事例(子どもの現実に向き合う教師たち) 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流 ⇒ コメント記入 第6回:テーマ2 [教師の責務と仕事を考える] その1 教師の責務とは 教育裁量権とは何か 資料(教師の専門性)学習 第7回:同上 その2 事例(オランダの教育・教師たち) 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流(オランダの教育の特徴) ⇒ 資料(オランダと日本の比較)学習 第8回:同上 その3 事例(フィンランドの教育・教師たち) 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流(フィンランドの教育の特徴) ⇒ 資料(フィンランドと日本の比較)学習 第9回:同上 その4 事例(日本の教育・教師たち@) 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流(発達を可能にするとは) 第10回:同上 その5 事例(日本の教育・教師たちA) 事例紹介(ビデオ) ⇒ 意見交流(教師の仕事とは) ⇒ 課題レポートの作成説明 第11回:テーマ3 [問われる教育改革と教師のこれからを考える] その1 教育改革 何が問われているのか 調べ学習 ⇒ 各グループ検討 第12回:同上 その2 事例(いま、求められる教師とは) 資料(教員採用で求められる教師とは)学習 ⇒ 意見交流(求められる教師像の検討) 第13回:同上 その3 事例(若い教師の告白 教師の喜び・成長とは) 資料(若い教師のヒアリング・手記)学習 ⇒ 意見交流(教師として大切なこととは) 第14回:同上 その4 事例(同上) 意見交流(教師として大切なこととは・続) ⇒ 課題レポートの構成案交流 第15回:同上 その5 課題レポート交流 教師の職務と生きがいを考える 課題レポートの交流と提出 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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○毎回、次回授業の事前学習課題(自己学習)を提示するので準備してくること。その学習を前提にした授業展開になる。(例:指定された資料を読了・線引きしてくること。課題に関するコメントを記入して持ってくること、など)○受講者の率直な意見は互いの問題意識を豊かにするので、その点での遠慮はいりません。(公開するメールアドレスを使った意見表明も可)○学ぶ者のモラル(遅刻、私語、携帯電話など)には自覚的であってほしい。これらのモラル違反については厳格に対処する。 ●毎回配付するレジュメ=授業プリント(A4用紙)を綴じるファイル(A4版・2穴形式)を準備すること。●授業プリントには通し番号が記してあり、最終的に1冊のテキストになるように構成されている。●授業に関する参考・推薦図書は授業のなかで説明・紹介する。●授業担当者への連絡方法は第1回授業で説明・公開する。●この授業では、レポート作成の方法について体験的に学ぶことも位置づけている。課題レポートの作成準備をとおしてそれを追求する。 |
本科目の関連科目 |
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他の教職科目群 |
成績評価の方法 |
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つぎの三つを総合して評価する。評価1(出席状況)20% 評価2(授業中の学習活動参加と課題コメント提出)40% 評価3(最終課題レポート)40%評価1と2は日常的評価、10回以上の出席が必要(全学共通)。評価2では、学習グループでの話し合いや全体討論での参加状況(ともに意見表明)を高く評価する。評価3では、レポートの条件を満たさないものは単位不認定とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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