科目名 ソーシャルワークW

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 野尻 紀恵

テーマ
コミュニティを基盤としたソーシャルワーク

科目のねらい
<キーワード>
地域自立生活支援  コミュニティソーシャルワーク
コミュニティ  地域福祉援助
ソーシャルワーカー

<内容の要約>
ソーシャルワークWでは、ソーシャルワークの理論、演習、実習の学びを、コミュニティを基盤にして理解を深ます。ジェネリックなソーシャルワーカーとして統合化することが本講義の目的です。よって、コミュニティソーシャルワークの基本を具体的に学習します。「地域自立生活支援」を進めていくために「個を面で支えていく援助」と「個を支える面をつくる援助」、そして「地域福祉の基盤づくり」という3つの側面から必要な理論(歴史・学説)と必要な視点を、本講義では学習していくことになります。

<学習目標>
今まで学習してきたソーシャルワークの理論・演習・実習を、ジェネリックソーシャルワークとして統合化して理解できる。
「コミュニティを基盤にする」という意味と必要性を理解できる。
コミュニティソーシャルワークにおける個別支援と地域支援の連続性を理解することができる。

授業のながれ
オリエンテーション 地域福祉援助の概念
地域福祉の基盤づくりの視点 −コミュニティワークの枠組みとアセスメント−
地域福祉の基盤をつくる援助 −コミュニティワークの展開と技法−
地域福祉の推進と住民の主体形成 −コミュニティエンパワメント−
地域福祉計画と地域包括ケアシステム −プランニングとシステム構築−
地域で展開する総合相談 −ケアマネジメントとコミュニティソーシャルワーク−
地域における対人援助の基本的視座 −コミュニティソーシャルワークの視点−
家族支援の視点 −ファミリーサポート−
ネットワークの構築と活用 −ネットワーク−
予防的アプローチとインフォーマルサポート
ボランティア・NPOと地域福祉 −社会資源の理解と開発−
地域生活支援と権利擁護 −アドボカシー−
コミュニティソーシャルワークの事例 アウトリーチ
コミュニティソーシャルワークの事例 チームアプローチ
地域福祉の基盤づくりと社会資源開発

準備学習の内容・学ぶ上での注意
ソーシャルワークWは、ソーシャルワーク論などで積み上げて来た学びを、「コミュニティ」の視点から自分自身に統合化させることが大事です。よって、ソーシャルワークT〜V、社会福祉方法原論を復習して、ソーシャルワークについて理解をしておくようにしてください。また地域福祉T、Uを復習することで、地域を基盤にするという意義・理論や方法について復習しておくことも必要です。
「コミュニティ」がより重要なキーワードです。自分の住んでいる地域の福祉概況について関心をもって調べておくと良いでしょう。

授業評価については厳格に行います。出席は3分の1以上が不可欠です。欠席理由が就職活動であっても規定回数に満たない場合は受験できません。小レポートを3回行います。定期試験は社会福祉士国家試験の過去4年分の過去問題から、関連する設問を出題します。

本科目の関連科目
ソーシャルワークT、ソーシャルワークU、ソーシャルワークV、ソーシャルワークに関する演習・実習、社会福祉方法原論、地域福祉論T、U、その他。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
20%

60%

出席確認、コメントカード、レポート、定期試験の4つから総合評価を行う。
授業では毎回、出席確認、コメントカードを提出すること。「コメント」が記入されていないものはカウントしない。
授業期間中に3回のレポート課題を提出する。定期試験問題は社会福祉士国家試験の過去問題から出題する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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