科目名 国際開発と障害学

単 位 数 学年配当 開講期間 担　当　教　員
4 2 後期開講 石本　馨

テーマ
社会的排除から福祉、そして開発アプローチへ

科目のねらい
＜キーワード＞
障害の社会モデル　　CRPD
ICF　　CBR/CBID
参加型開発

＜内容の要約＞
世界の全人口の１０％は障害者で、そのうち８０％は途上国、特に農村部に住むと言われている。しかしながら、障害者は長らく開発の対象外に置かれ、あるいは福祉の対象者とされたが、必ずしも障害者自身のニーズに沿っているとは言い難い状況であった。本講義では途上国の障害者の置かれた現状を通して「開発と障害」という新しいイシューについて学び、障害者も含めたインクルーシブな発展をしていくための方法を考える。

＜学習目標＞
「障害」を身近な例を挙げて説明することができる
海外、特に途上国における障害問題を、開発との関連で理解することができる
障害問題の解決に向けた取り組みを開発の視点を用いてデザインすることができる

授業のながれ
障害を理解する：①Introduction
障害を理解する：②身近な障害を考える
障害を理解する：③概念の変遷（医学モデルと社会モデル）
障害を理解する：④概念の変遷（ICIDHからICFへ）
障害を理解する：⑤CRPD（障害者権利条約）の影響
障害を理解する：⑥CRPDの影響
障害を理解する：⑦障害のリアル
障害を理解する：⑧DET（障害平等研修）について
障害を理解する：⑨DETの実際
障害を理解する：まとめ
途上国における障害：①障害者の置かれた現状
途上国における障害：②開発との関係
途上国における障害：③グローバリゼーションとの関係
途上国における障害：④健康問題と高齢化
途上国における障害：⑤ジェンダーと教育
途上国における障害：⑥就労
途上国における障害：⑦支援の現状と課題
途上国における障害：⑧解決に向けた取り組み（概論）
途上国における障害：⑨解決に向けた取り組み（各論）
途上国における障害：まとめ
障害問題の解決に向けて：①プロジェクトの進め方
障害問題の解決に向けて：②プロジェクト立案の考え方
障害問題の解決に向けて：③ステークホルダー分析
障害問題の解決に向けて：④問題分析
中間プレゼンテーション１
中間プレゼンテーション２
障害問題の解決に向けて：⑤プロジェクトの目的設定
障害問題の解決に向けて：⑥プロジェクト実施計画の立案
最終プレゼンテーション１
最終プレゼンテーション２＆まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業では講義のほか、ディスカッションやグループでの課題作成もあるので、積極的参加を求める。授業内では英語教材を使用することもあるので、必要ならば辞書を持参すること。途上国だけでなく、日本や先進国のトピックを扱うこともあるので、障害問題全般のニュースをチェックしておくとよい。

本科目の関連科目
現代福祉、福祉社会開発、国際保健、地域福祉論、参加型のまちづくり、障害者福祉論、

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他		 30％
20％
0％
50％
0％
授業への積極的参加、課題の達成度、試験を総合して評定する

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 （最初の授業で指示する）		  


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