科目名 | 日本史特講A |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 2 | 後期開講 | 池田 憲一 |
テーマ |
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昭和史(戦前期)を正確に理解する |
科目のねらい |
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<キーワード> 歴史認識 テキストを読む 教材研究の方法 <内容の要約> 『昭和史講義〜最新研究で見る戦争への道』筒井清忠/編(ちくま新書)をテキストに最新の研究成果に学びながら歴史認識を考える。また、教材研究と授業の関連を通して歴史を学ぶ(教える)ことの意味を考える。 <学習目標> テキストを読んで昭和史(戦前期)をイメージすることができる。 歴史的事実を多角的に追求することができる。 昭和史を授業するための教材研究ができる。 |
授業のながれ |
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墓碑調査(フィールドワーク) 絵巻物『絵師草紙』を読む 新撰組と歴史認識 明治維新のウソ ワシントン条約体制〜普通選挙法成立 張作霖爆殺事件〜ロンドン海軍軍縮条約 満州事変から国際連盟脱退へ 天皇機関説事件と二・二六事件 盧溝橋事件 南京事件の歴史認識 日中戦争の泥沼化〜日ソ中立条約 日独伊三国同盟と近衛新体制 日米交渉から太平洋戦争へ 「聖断」と「終戦」の政治過程 現代の歴史認識問題 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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日本史の流れを考えると歴史とは、政権を握った勝者(支配者)による記録ということがわかります。例えば、明治維新は勝者である薩摩藩・長州藩が正義で徳川幕府・会津藩は賊軍とされました。しかし、近年、会津藩や幕府の側から明治維新をとらえ直そうという研究が進んでいます。それは、どの時代でも言えることです。歴史的事象を通説にとらわれず、多角的な視点でとらえなおす試みを最新の研究成果に学びながら追求したいと思います。 第5回から受講生がテキストを読んで「要約」したものを基に討論をします。 事前にテキストを購入して、夏休み中に一読しておいてください。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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課題(テキストの要約)と討論、レポートなどを総合的に考える。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>筒井清忠/編 <テキスト名>『昭和史講義』(ちくま新書) <出版社>筑摩書房 |
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