科目名 保育方法論U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 平松 知子

テーマ
保育実践における保育方法@子ども理解A記録とカンファレンス方法B現代社会における保育の役割

科目のねらい
<キーワード>
保育方法の基本的視点  あそびと生活
子ども理解  子どもの貧困
保育制度

<内容の要約>
保育方法論Tの履修が終わっていることを前提に本授業を行う。乳幼児期の育ちや生活の特徴に即し、保育の基本(理念・内容・方法)を踏まえ、その場その時に応じた保育方法を考える。保育のカリキュラム構造を理解しつつ、保育内容・方法を具体的な保育場面として創造できるようになる。とくに近現代社会に特徴的な特別支援や家族支援などの保育の実際を知る。実際の保育実践における映像や実践記録から、多様な保育形態、保育内容、保育方法を知り、自分のしたい保育についてグループワークを通してイメージしつつ、自ら保育実践を創造していく基礎を養う。個別にみえる保育実践も、特別な状況に応じる一回性をもった実践でありながらも原理的には普遍的な保育理念に貫かれていることを理解していく。


<学習目標>
学校教育とは異なる保育のカリキュラム構造を理解し、保育内容・方法を具体的な保育場面として構築できる
保育場面/生活の一部として現われてくる各領域のつながりが理解できる
園生活を運営する上で、子どもの仲間集団をどのようにつくるのか、あそびや行事をどのように捉え保育を見通すのか、これまでの保育実践を手がかりに考えられる
具体的な保育方法を学び、実践に活かす保育を見通すことができる

授業のながれ
保育園・幼稚園における保育実践研究−はじめに
乳児期の発達と自己表現
幼児期の発達と集団づくり
表現活動@−子どもの絵を聞こう
表現活動A−誰がやっても大成功の取り組み
表現活動B−体を動かしてあそぶ
子ども理解−だれかわかってほんとうの気持ち
実践記録を読み解く
現代社会と保育の役割−貧困の中を生きる子どもたち
職員集団と保育士の専門性
私たちの保育観・発達観を捉え直す(保育・教育)
現代社会に生きる私たちの保育
自分たちで保育方法を考える@−乳児の実践記録とグループワーク
自分たちで保育方法を考えるA−幼児の実践記録とグループワーク
まとめ−保育実践における保育方法の創造

準備学習の内容・学ぶ上での注意
1.本講義は、「保育方法論T」を受講していることが履修の前提となる。
2.配布されるレジュメは各自保存し、毎時講義の際に持参する。
3.保育所や幼稚園でボランティアやアルバイト等を積極的にして乳幼児と接触する機会を持つことを推奨する。
4.保育方法論Tで紹介した実践記録は付属図書館にある。 2年次で読了しておくこと。
5.テキストを利用します。 テキストを購入してください。
・ テキストは平松知子著『発達する保育園 子ども編−子どもが心のかっとうを超えるとき−』ひとなる書房、2012年。

本科目の関連科目
保育職論 保育方法論T 保育内容 保育内容総論

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
30%
0%
70%
0%
1.試験課題 70 点
2.授業最後に提出するレポート(レスポンス)30 点

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>平松知子 <テキスト名>『発達する保育園 子ども編−子どもが心のかっとうを超えるとき−』 <出版社>ひとなる書房、2012年。



(C) Copyright 2016 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。