科目名 | 金融関係法 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 柿本 尚志 |
テーマ |
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日本の金融・資本市場の仕組みを概観し、金融商品取引法を中心に、その他の金融関係法の概略を理解する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 金融・資本市場 金融機関 株式と社債 ディスクロージャー インサイダー取引 <内容の要約> 企業の資金調達は伝統的に金融機関からの借り入れに依存していたが、1980年代の金融構造改革によって資本市場における株式や社債による資本・資金調達が増加している。また、余剰金融資産が増加し、国際的な金融市場の拡大が続いている。ところが、これらの金融取引を有効に規制するルールづくりは十分とはいえない。金融・資本市場はさまざまな金融関係法による規制のもとで活発な動きをみせている。この講義では、都市銀行出身者として金融の現場についての解説を織り交ぜながら、カネの動き、人々の意思決定、企業の対応等を論及する。これらを理解しながら、現在の大規模な金融緩和についても検討する。 <学習目標> 企業の資金調達のルートを理解して、説明できる。 コーポレート・ガバナンスにおいて、なぜ資本市場の整備が重要なのかを理解して、説明できる。 ディスクロージャーやインサイダー取引などの意味を理解し、説明できる。 金融商品取引の内容を理解して、説明できる。 金融関係法において、契約と規制のバランスについて考える力を身につけることができる。 |
授業のながれ |
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金融市場の概要と法規制 銀行取引における関係法 資本市場の仕組みと金融取引法 資本市場の取引対象 有価証券の発行 上場会社のディスクロージャー 公開買い付けの規制 市場における有価証券の売買・デリバティブ取引 市場における不公正な取引の禁止 有価証券の売買・デリバティブ取引の勧誘 金融商品取引業の規制 金融商品取引法のエンフォースメント 金融商品取引法の課題 金融取引に関する事例研究 まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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テキストを持参することと、必ず自分のノートを作成すること。途中で欠席すると、その後の理解が困難となるため、連続して出席することが大切です。 |
本科目の関連科目 |
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民法における債権の分野や会社法、商法等の金融関連諸法。 |
成績評価の方法 |
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授業中に簡単な課題を実施し、提出してもらう。あと、最後の筆記試験と合わせて成績評価をおこなう。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>黒沼悦郎 <テキスト名>日経文庫 金融商品取引法入門(第6版) <出版社>日本経済新聞出版社 |
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