科目名 地方財政

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 鈴木 健司

テーマ
地方公共団体(都道府県や市町村)の財政制度の理解と課題の検討

科目のねらい
<キーワード>
国と地方の財政関係  地方自治体の行財政運営

<内容の要約>
 愛知県や美浜町のような都道府県、市町村は、国とは別の組織であり、地方公共団体と言います。地方公共団体の重要な役割は、公共サービスの提供を通じて生活や福祉の水準を向上することです。地方公共団体は現在1,766団体ありますが、住民数が数百人という村から数百万人の大都市まで、また地理的、経済的にも大きな差異がある団体があります。多種多様な地方公共団体が、その役割を達成できるように、国は財政面から制度を整えています。それが地方財政制度です。
 この授業では、地方財政について次の3つのことを柱にして進めていきます。まず1つ目として、地方財政制度の仕組みと概略を理解することです。現在の地方財政度は、必要や理由があるので現在の形になっています。そこで、その必要や理由を解きほどきながら制度を理解します。次に2つ目として、地方公共団体の財政活動を経済学的手法で効率性と公平性から分析することです。この分析により、地方公共団体の望ましい財政活動のあり方を検討することができ、現状との比較が可能になります。そして3つ目として、地方財政制度の課題を検討し、今後のあるべき地方財政制度の方向性を検討することです。授業では、随時地方財政のニュースを提供しようと考えています。


<学習目標>
地方財政制度を理解できる。
地方財政制度の問題点を理解できる。
地方財政について経済学的な分析を行える。
地方自治体の財政活動を理解できる。

授業のながれ
地方財政の抱える課題(1)
地方財政の抱える課題(2)
地域間格差と地方財政
国と地方の機能分担
制度としての地方財政
地方公共支出と効率性
地方公共支出の非効率性の要因
広域行政と境域行政
地方税の体系と原則
地方債制度
政府間財政移転制度(1)
政府間財政移転制度(2)
地方財政における公会計改革
地方自治体の財政分析(1)
地方自治体の財政分析(2)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@授業ではレジュメを配布しますので、A4サイズの資料を綴じることができるファイルを用意して下さい。
A適時、参考資料を配付するので必ず読んで下さい。

本科目の関連科目
「経済学」と「ミクロ経済学」での知識が必要ですが、適時復習かねて説明します。「財政学」は本科目の基礎となります。さらに、「公共経済学」は本科目の経済学的な分析と関連があります。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
30%
0%
70%
0%
レポートと定期試験の合計で成績を評価します。レポートは30点、定期試験は70点の合計100点満点で最終評価をします。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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