科目名 | 国際金融 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 3 | 前期開講 | 西尾 圭一郎 |
テーマ |
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現代の国際金融システムの構造とその諸問題 |
科目のねらい |
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<キーワード> 国際収支 通貨危機 国際通貨 外国為替 国際マネーフロー <内容の要約> 2007年に生じたリーマンショックは、いまだ記憶に新しい。また、その後生じたギリシャの債務危機についても、その影響は現在まで残っている。アメリカの金融政策によって、日本を含む世界経済全体が大きな影響を受けるのがその証拠の一つである。 日本に目を向ければ、アベノミクスによる金融緩和を受けて、外国為替相場が円安に動き、輸出企業の経営状態が上向いているというニュースも見られる。グローバル経済を生きる我々は、世界経済の動向とは無関係に生きることはできない。このような国際金融上の様々な出来事は我々の生活にどのような影響があるのだろうか。 本講義では、これらの諸問題を理解するため国際収支、外国為替、国際決済、様々な金融機関、世界的な金融危機など、多方面にわたる知識を学習する。 <学習目標> 世界で生じている金融上の諸問題についての新聞記事やニュースが理解できる。 新聞やニュースで見かける為替相場の動きが、日常生活にどのような影響があるか理解できる。 国際収支や国際的な金融取引など、対外的な金融関係が理解できる。 |
授業のながれ |
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イントロダクション 国際金融の現代:トピックで見る世界経済と国際金融 国際決済と外国為替 外国為替相場と経済 国際収支の仕組み 国際収支の理論 国際通貨と国際決済 国際通貨の理論 外国為替相場の理論 外国為替相場の変動とリスク管理 国際通貨体制の歴史@ 金本位制 国際通貨体制の歴史A IMF体制 国際通貨体制の歴史B 変動相場制への移行 様々な国際金融市場 国際金融市場とデリバティブ デリバティブの発展と様々な金融商品の登場 国際的な金融危機@ 中南米債務危機 国際的な金融危機A 欧州通貨危機 国際的な金融危機B アジア通貨危機 国際的な金融危機C サブプライムローン問題 国際的な金融危機D ギリシャ債務危機 グローバル・インバランスの問題 統一通貨ユーロの現状 新しい国際金融規制の議論 途上国と国際金融 中国の経済成長と人民元の国際化 ドル本位制の現状 ドル本位制の将来 国際金融史 まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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教科書を利用し、予習復習を行ってもらいたい。 とりわけ、折に触れ授業内容と関係のある教科書の箇所や参考書、あるいはそれ以外の記事などを紹介するため、復習を中心に知識の定着をはかってもらいたい。 |
本科目の関連科目 |
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国際経済、金融論、金融経済学など |
成績評価の方法 |
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授業中の課題と最終試験によって評価します。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>中条誠一 <テキスト名>新版 現代の国際金融を学ぶ <出版社>勁草書房 <著者>永易淳、江阪太郎、吉田裕司 <テキスト名>はじめて学ぶ国際金融論 <出版社>有斐閣 |
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