科目名 法律学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 後期開講 大竹 秀樹

テーマ
日常生活の中での法律との出会い

科目のねらい
<キーワード>
日常生活と契約  日常生活と事故
紛争の解決  家族関係
国際化と法律

<内容の要約>
 法律とは、国民の代表で構成される議会が制定する法である。その法律によってわれわれの日常生活、いや一生が規定されている、と言っても過言ではない。日常生活での買い物、ビデオや車のレンタル、アパートの賃借、道路の右側歩行、あるいは出生、親子関係、結婚、相続、さらには犯罪と刑罰などなど例示には事欠かない。あなたが通学している日本福祉大学自体も法律に則って設置され運営されている。
 この講義では、日常生活の中で生じる様々な法律問題の中で特に知っておいて欲しい事例やホットなテーマについて取り上げ、関連する法律がどの様に機能しているかを考える。

<学習目標>
法律を身近に感じられる。
法律の基礎的知識が習得できる。
日本社会の現実と将来が見えてくる。
公務員試験や企業の試験で出題される法学に関する問題に対応できる。

授業のながれ
はじめに ー 人の生涯と法律
法とは何か ー 法と法律
愛と法律との関係 @ 愛から始まる:婚姻
愛と法律との関係 A 愛が終わるとき:離婚
愛と法律との関係 B 子育ては誰の責任:親子関係
愛と法律との関係 C 死後の財産の行方:相続
高齢社会と法律 @ 日本社会の高齢化
高齢社会と法律 A 扶養と社会保障 −1−
高齢社会と法律 B 扶養と社会保障 −2−
高齢社会と法律 C 介護と成年後見制度
日常生活と契約 @ 契約と民法
日常生活と契約 A 契約と債権の発生
日常生活と契約 B お金の取引:キャッシュカードから連帯保証まで
日常生活と事故 @ 不法行為と民法
日常生活と事故 A 交通事故・医療事故・製造物責任
雇用社会と法律 @ 労働法
雇用社会と法律 A 労働条件
雇用社会と法律 B 就労形態
日常生活と紛争 @ 裁判の意義
日常生活と紛争 A 裁判の仕組み
日常生活と紛争 B 国民の司法参加
犯罪と刑罰 @ 刑事責任
犯罪と刑罰 A 被疑者・被告人の手続き
外国人と法律 @ 在日外国人の地位
外国人と法律 A 在日外国人の人権 ー 国籍条項
外国人と法律 B 在日外国人の人権 ー ヘイトスピーチ・ヘイトクライム
国際化と法律 @ 戦時賠償と戦後補償
国際化と法律 @ 死刑制度・代用刑事施設(代用監獄)
国際化と法律 A 法律の定める「差別」条項
まとめ ー 課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 できる限り、六法を用意して欲しい。
 事前に配布されたレジュメは、必ず読み、疑問を持った用語や箇所にはチェックを入れておく。
 毎回、出欠確認を兼ねたアンケート用紙を配布する。学習した講義の内容について、理解できなかった点、初めて知った点、疑問に思った点などを文章にしてまとめ、提出して貰う。
 日々のニュースには十分留意し、法律的にはどのように対処すれば良いか、できる限り考えるようにして欲しい。
 講義の中で適宜、参考文献を紹介するので、積極的に図書館を活用して欲しい。

本科目の関連科目
 1年次 「法と社会」「法と人権」「法入門」  2年次 「民法」 「企業法」 
ただし、社会福祉学部受講生の場合、1年次 「法学」「法入門」 2年次 「民法」「行政法」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
80%
20%
 評価は期末の定期試験によって行うが、毎回提出して貰う上述のアンケートの内容を加味する。
 規定の出席率に満たない受講生は、定期試験の受験資格を認めない。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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