科目名 | 精神保健福祉援助演習U |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 通年開講 | 寺澤 法弘 |
テーマ |
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ソーシャルワークに必要とされる知識と技術を体系的に概念化する |
科目のねらい |
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<キーワード> 精神保健福祉士 ソーシャルワークの技術 概念化 * * <内容の要約> 現場で働く精神保健福祉士として必要な技術を身につけるため、演習形式で面接技法・事例研究・その他プレゼンテーションなどに挑戦します。事例検討や実習での体験を通して、精神保健福祉士に求められている役割は何か、適切に応えられるための知識や技術、価値について学びます。自ら考え、それを他者に伝え、また他者の意見を聴くことで、さらに自らの考えを深め、お互いを成長させていく協働作業を体験します。 前半は現場に出るための準備として、クライエントとの話し方といった実践的内容と、PSWとしての考え方、スタンス、態度といった価値に基づくあり方を学びます。後半は、それぞれの現場での経験(うまくいかなかったこと、未だに疑問に思っていること、あれで良かったのか自分の中で解決できていないこと)を持ち寄り、PSWとしての動き方、考え方など、方法論と理論の統合させ方を学びます。 さらに、多様な現場で働く精神保健福祉士をゲスト講師としてお招きし、自らの将来像をイメージできるようにします <学習目標> 精神保健福祉領域で必要とされる、ソーシャルワークのスキルを身に着け模擬的に実践できる。 精神保健福祉士として求められる、資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等について説明できる。 援助技術をソーシャルワーク理論と照合して、概念化し説明できる。 |
授業のながれ |
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1. オリエンテーション 2. 援助することについて 3. 疾患と障害の理解 4. ゲスト講義「当事者から期待されるPSW」 5. ゲスト講義「家族の立場からPSWへの期待」 6. 聴き方の演習:ロールプレイをしながら、傾聴技術を学びます 7.記録の書き方:実習日誌とケース記録の違いを踏まえつつ、両方の書き方を実践しつつ学びます。個人情報保護についても、記録を通して学びます。 8. 多職種連携:多職種それぞれの役割について学び、PSWの立ち位置を確認します 9. 自己覚知 10. 面接技法@:ロールプレイをしながら、クライエントへの話しかけ方を実践的に学びます 11. 面接技法A:ロールプレイをしながら、クライエントから困った提案があったときの考え方を学びます 12.実習場面を想定した練習:スーパービジョンの受け方など、ロールプレイも交えながら、学生が不安に感じる場面を練習します 13. ゲスト講義「PSWの仕事」 14. 事例研究:さまざまな情報をいかに収集し、いかに統合して理解に結びつけるかを学びます 15. まとめ 16. 実習体験の交流:それぞれの現場実習経験から、印象に残っているインシデントを報告します 17. 実習体験の振り返り:現任PSWをお招きし、学生が現場実習で感じた葛藤についてお答えいただきます 18. 実習中のインシデントを受けてロールプレイ@:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 19. 実習中のインシデントを受けてロールプレイA:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 20. 実習中のインシデントを受けてロールプレイB:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 21. 実習中のインシデントを受けてロールプレイC:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 22. 実習中のインシデントを受けてロールプレイD:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 23. 実習中のインシデントを受けてロールプレイE:実習中に経験して、未だ自分の中で解決していない課題について 24. 事例検討@:テキストにある事例の読み込み方を学びます 25. 事例検討A:多職種連携の方法について学びます 26. 実習報告会運営 27. PSWが直面する共通課題:グループディスカッションを通して、PSWの価値が現れるPSWの態度について考えます 28. 事例検討B:現任PSWをお招きして、実際の事例検討会の場面を再現し、学生も参加します。 29. PSWの専門性:グループディスカッションを通して、PSWの専門性を理解します 30. まとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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・実習の体験などを通して、精神保健福祉士に求められる視点、技術、知識を追求する場にしたいと思います。 ・遅刻は厳禁。討論、ロールプレイ、事例検討、あらゆる場面において、自主的、積極的参加を期待しています。 ・理論に基づいた実践力を醸成するために、ソーシャルワークのテキストを読み直すことが求められます。 |
本科目の関連科目 |
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精神保健福祉論、精神保健福祉援助実習T・U、演習T・Uをはじめ、精神保健福祉士受験資格科目、その他社会福祉関連科目すべて |
成績評価の方法 |
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課題を提出し、既定の出席回数を満たした者について評価する。 授業参加態度、レポートを勘案した上で判定する。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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