ジェンダー論

科目名	ジェンダー論

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	後期開講	三輪　敦子

テーマ

公正で持続可能な開発と福祉の実現に向けた「ジェンダー」に関連する諸課題の分析と検討

科目のねらい

＜キーワード＞
ジェンダー　　開発／参加型開発
エンパワメント　　人権・権利
グローバル化

＜内容の要約＞
福祉の実現を目的とする開発の様々な実践が、女性と男性それぞれの役割と貢献を認識し、ニーズと関心を反映させ、公正かつ持続可能なプロセスと成果を生むためには、どのような視点に立ち、どのような点に留意して取り組むべきかを具体的事例を取り上げながら学ぶ。

＜学習目標＞
開発におけるジェンダーの視点とは何かが理解できる
開発の様々な実践をジェンダーの視点から分析できる
身の回りの様々な問題をジェンダーの視点で見直すことができる
ジェンダーに関する日本の課題を世界的な視野から理解できる
ジェンダーの視点に立った開発プロセスに実践的に関わることができる

授業のながれ

イントロダクション
ジェンダーとは
ジェンダー経験を探る
ジェンダーと開発：歴史と発展（１）
ジェンダーと開発：歴史と発展（２）
ジェンダーと開発：具体的実践（１）
ジェンダーと開発：具体的実践（２）
ミハマ地区飲料水供給・衛生設備普及プロジェクト（１）
ミハマ地区飲料水供給・衛生設備普及プロジェクト（２）
21世紀の新たな課題（１）
21世紀の新たな課題（２）
平和とジェンダー（１）
平和とジェンダー（２）
「権利アプローチ」とジェンダー～エンパワメントに結びつく開発プロセスの実践
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

新聞、インターネット等を駆使し、世界の情報に触れ、開発の様々な実践が、一人一人の福祉の実現に貢献しているかを考察してください。世界、なかでもアジアの開発や福祉の課題に関し、批判的に検討し、授業のなかで積極的に提起することが求められます。受講学生数により、ワークショップやグループ討議・発表を採り入れた授業をおこなう予定ですので、主体的に授業に参加し、考え、自分の意見を述べ、討論に参加し、そのことによって考察を深めることが求められます。

本科目の関連科目

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

30％
0％
0％
60％
10％

受講学生数によるが、ワークショップやグループ討論への積極的な参加、課題・小テスト、及び試験により評価をおこなう。ワークショップやグループ討論・発表への参加10点（％）、課題・小テスト30点（％）、試験60点（％）

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞田中治彦（編著）　＜テキスト名＞開発教育～持続可能な世界のために　＜出版社＞学文社