科目名 | 防犯環境設計論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 篠原 惇理 |
テーマ |
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「犯罪は、「身近にある実学」の原則を踏まえ、犯罪者行動を科学的に分析、防犯環境をデザインすることで犯罪防止の安全で快適なまちづくり、空間づくりを目指す。そのために、防犯環境設計(CPTED)の基礎を学び、建築設計から都市計画まで様々な段階に応用することを試みる。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 犯罪は、生活世界の複合汚染である。犯罪被害にあわないために、体得しておかネバならないことは何なのか? 視点は、領域性制御、監視・見守り性制御、動線性制御(接近性、徘徊性、逃走性)、拘置性制御である。 <内容の要約> 安全・安心は建築設計の基本目的である。そもそも住まいは、住む人々の暮らしを脅かす気候や災害から守るシェルターの役割を持っているが、犯罪の増加や多様化に起因する「犯罪リスクと隣り合わせ」のような新たな状況が出たとき、考え対応するのは、住まい手、設計者の創意工夫である。 犯罪防止とは、犯罪者の基本行動を分析し、犯罪者の無法な行動を事前にコントロールする「犯罪者から機会を剥奪(潰す)する」犯罪者視点と、周辺環境を見直し「被害者(標的)から死角を除く(塞ぐ)」ことで住民の不安を軽減、安全環境のイメージづくりをする被害者視点の二つを踏まえることらはじまる。そこから生まれる創意工夫の設計アプローチは、まず、コミュニティの状況、面する道路、隣接する家と敷地の状況、そして建物の配置を有機的にとらえることである。 <学習目標> ●犯罪防止視点の建築計画「防犯環境設計(CPTED)」の基礎理論を学ぶ ●演習を通して防犯環境設計を実際に応用できる能力を養う ●ターゲットを科学的に分析し、企画からプランニングをワーク、仲間との共同作業の中で解決策を見つけ、発表する。 ●社会人として、犯罪被害を受けないための安全基礎体力(知識力、コミュニケーション力、判断力、体力)をつける。 |
授業のながれ |
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犯罪社会学を学ぶということ。 実社会への応用。 犯罪者の行動原理(犯罪者の狙う機会をつぶす制御するために、犯罪者の目の付け所を理解する) 防犯環境設計 空間1.一戸建て 防犯環境設計 空間2.集合住宅 防犯環境設計 空間3.公園、学校 防犯環境設計 空間4.まちなみ 防犯環境づくりマトリックスの作成 発表 ※現場から 半田警察署ゲストスピーカーの講話 対話 子どもの安全学 1. 子どもの安全学 2. ワークショップ まち歩きによる課題選択、環境調査、分析 ワークショップ まとめ作業 ワークショップ まとめ作業 ワークショップ まとめ作業 ワークショップ 発表&討議 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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通常講義に加え、フィールドサーベイや企画設計やグループワークを適宜行う。 講義内で適宜指示する。 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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定期試験に加え、出席状況やサーベイや設計製図などのワークへの参加状況などを成績に反映する。 |
テキスト |
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■テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>清永賢二監修 篠原惇理、田中賢ほか <テキスト名>防犯環境設計の基礎 <出版社>彰国社 |
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