代謝・内分泌理学療法学

科目名	代謝・内分泌理学療法学

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	前期開講	眞鍋　朋誉

テーマ

基本的な代謝・内分泌疾患の病態を理解し，各疾患に対する基本的な理学療法の評価と治療について学ぶ。

科目のねらい

＜キーワード＞
「代謝・内分泌疾患の理学療法」　　「がんのリハビリテーション」

＜内容の要約＞
糖尿病，高脂血症，高血圧，肥満は互いに合併しやすく，脳血管疾患，循環器疾患などの危険因子である。これらは，現在メタボリックシンドロームとして注目され，脳血管疾患，整形疾患，呼吸器疾患など理学療法の主な対象疾患に合併することが多い。本講義では，主に代謝系の疾患を中心に臨床で遭遇することの多い内科系疾患の概要とその重症度のとらえ方，リスク管理の方法などを説明した上で，理学療法学的評価法や治療法について講義する。

＜学習目標＞
1.代謝・内分泌疾患の概念（定義，種類，特徴など）について，理学療法の観点から説明することができる。
2.代謝・内分泌疾患に対する運動療法の意義ならびにその改善方法の基本的考え方を修得することができる。
3.代謝・内分泌疾患に対するリスク管理方法について説明することができる。

授業のながれ

糖質代謝異常の理解と理学療法①
糖質代謝異常の理解と理学療法②
腎臓機能障害の理解と理学療法
肝臓機能障害の理解と理学療法
脂質代謝異常の理解と理学療法
肥満の理解と理学療法
尿酸代謝異常の理解と理学療法
骨代謝異常の理解と理学療法
視床下部-下垂体疾患の理解と理学療法
甲状腺疾患の理解と理学療法
副甲状腺疾患の理解と理学療法
副腎疾患の理解と理学療法
がんのリハビリテーション①
がんのリハビリテーション②
がんのリハビリテーション③

準備学習の内容・学ぶ上での注意

代謝・内分泌疾患がもたらす，身体機能障害について幅広い洞察を望む。また，代謝・内分泌疾患患者に関わるにあたり，精神心理的観点からも理解を深めて欲しい。
＜参考図書＞
『病気がみえるvol.1消化器（第4版）』（メディックメディア），『病気がみえるvol.3糖尿病・代謝・内分泌（第4版）』（メディックメディア），『病気がみえるvol.8腎・泌尿器（第2版）』（メディックメディア）

本科目の関連科目

基礎科目として「臨床医学Ⅱ」「病理学」，応用科目として「代謝･内分泌理学療法学演習」「総合実習」

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

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100％
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講義した範囲と内容について記述試験を行う。再試験については大学の規定に準ずる。

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞上月　正博（編）　＜テキスト名＞『新編　内部障害のリハビリテーション』　＜出版社＞医歯薬出版