科目名 環境経済学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 3 通年開講 西村 一彦

テーマ
環境問題への経済学からのアプローチを学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
環境問題  ミクロ経済学
社会的意思決定

<内容の要約>
グローバルな目標とローカルな行動を整合させることができるのかという観点から,環境問題に対する,社会科学的アプローチを学ぶ。 とくに経済主体の意思決定と環境との関係を考える手法を学ぶことで、環境問題に対する制度設計や社会的意思決定の方法を応用できるようになることを目標とする。

<学習目標>
環境問題を経済学の理論で説明できる。
市場メカニズムの性能と限界を説明できる。
世代間公平について議論ができる。
不確実性に対する考え方を整理できる。
資源や人口問題との関連を理解する。

授業のながれ
イントロダクション: 環境経済学の概観
数学準備(記号,関数,グラフ)
数学準備(微分,積・商・合成関数の微分)
数学準備(偏微分と最適化)
条件付最適化
買い物問題、売買、生産
2人2財交換経済
契約曲線,パレート基準
市場調整の機能1:効率性
市場調整の機能2:初期保有と衡平
生産経済:生産を含む経済モデル
汚染を伴う経済1:外部性,内部化政策1
汚染を伴う経済2:外部性,内部化政策2
時間1:迂回生産,投資
時間2:異時点間の最適配分
時間3:割引率,利子率,現在価値換算
不確実性1:時間と意思決定
不確実性2:期待効用仮説
不確実性3:プロスペクト
社会的意思決定:潜在的パレート改善
費用便益分析1:数量評価
費用便益分析2:価値評価
費用便益分析3:実証分析実例
公共財1:競合性と排除性
公共財2:リンダールメカニズムと費用便益分析
世代間衡平:王朝モデル,ダイナミックプログラミング
世代間衡平:重複世代モデル,人口
功利主義と最適人口
資源・エネルギー:不可逆性,エントロピー
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義は基本的に数式を用いて展開するが,用いる数学は基礎から説明する。
初回の講義で、レジメをダウンロードできるURLを告知する。

本科目の関連科目
ミクロ経済学,公共経済学

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
40%
0%

60%
0%
中間テストと定期試験の結果で成績を付ける。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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