科目名 平和学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 大竹 秀樹

テーマ
平和って何だろう?

科目のねらい
<キーワード>
平和主義  安全保障
戦争の法的地位  構造的暴力
国際連合

<内容の要約>
 「ともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいてる。」沖縄に住む小学4年生の詩「へいわってすてきだね」の一節である。何の変哲もない日常こそが平和なのだと教えてくれる。平和の問題は、国民主権や基本的人権の尊重と共に、平和主義を基本原則とする日本国憲法の下に生きる我々にとっても重要な課題である。
 本講義では、国際社会の歴史的展開を念頭に置きながら、平和の意味や永続的な平和のつくり方について考えていきたい。  

<学習目標>
平和について、基礎的な知識を習得できる。
平和実現のために行われた安全保障の問題について、歴史的に理解できる。
国際連合における平和の課題を考えることができる。
日本の平和主義について、具体的に考える基礎知識を身に付ける。

授業のながれ
はじめに 
安全保障の考え方 平和的解決か強力的解決か
国際紛争とは
伝統的(近代)国際法と勢力均衡論
戦争の法的地位 @ 正戦論から無差別戦争観へ
戦争の法的地位 A 戦争の違法化
国際連盟の集団安全保障の仕組みと働き @
国際連盟の集団安全保障の仕組みと働き A
国際連合の集団安全保障の仕組みと働き @
国際連合の集団安全保障の仕組みと働き A
国際連合の集団安全保障の問題点
平和の再定義 @ 構造的暴力
平和の再定義 A 人間の安全保障
平和主義の未来 隣人との平和
おわりに

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 講義は配布するレジュメや資料に基づき進行する。適宜、参考文献を紹介するので、図書館を活用して欲しい。
 講義の前に必ずレジュメや資料は読み、分からない用語や箇所にチェックを入れておく。
 毎回、出欠確認を兼ねたアンケート用紙を配布する。学習した講義の内容について、理解できなかった点、初めて知った点、疑問に思った点などを文章にしてまとめて貰う。
 受講生は日々のニュースに留意し、特に国内外で生じる紛争や人権問題に関心を持って欲しい。
 
 

本科目の関連科目
 1年 「法と社会」「法学」「法入門」「法と人権」  2年 「民法」「法律学」   

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%

0%
80%
20%
 基本的には定期試験によって評価するが、毎回提出して貰う上記のアンケートの内容を加味する。
 規定の出席率に満たない受講生は、定期試験の受験資格を認めない。 

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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