科目名 民法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 通年開講 矢島 秀和

テーマ
民法は、社会で生活をしていく上での最も基本的なルールを定めています。本講義では、以下に掲げる5つの法概念を中心に、民法(財産法)の基本的な知識を学んでいきます。

科目のねらい
<キーワード>
人  物
所有権  契約
不法行為

<内容の要約>
電器屋でパソコンを購入したところ正常に起動しない、下宿先のアパートで水漏れが発生したので借主自ら修理をした…。このような場合、パソコンの買主は売主に対してパソコンの交換を請求できるのか、アパートの借主は貸主に対して修理費用を請求できるのか。こうした日常生活で起こり得る問題を素材に、民法とは何かについて学んでいきます。

<学習目標>
上記5つのキーワードに関する身近な例を素材に、民法に書かれているルールを理解できるようになる。
日常生活で起こり得る問題について、民法はどのような解決策を示しているのか理解できるようになる。
民法を学ぶことで、法的思考力を涵養する。

授業のながれ
民法の意義
権利と義務
法律行為@(意思表示・公序良俗)
法律行為A(意思表示の瑕疵)
法律行為B(無効と取消し)
権利能力・意思能力・行為能力
代理@(代理制度の意義)
代理A(無権代理・表見代理)
時効@(時効制度の意義)
時効A(取得時効・消滅時効)
契約@(契約の成立・効果)
契約A(同時履行の抗弁権・危険負担)
契約B(契約の履行)
契約C(契約の不履行)
まとめ
所有権@(物権の種類)
所有権A(動産・不動産)
所有権B(所有権の取得・物権的請求権)
不法行為@(不法行為の意義・機能・要件)
不法行為A(損害賠償)
事務管理
不当利得
債務の弁済@(物的担保)
債務の弁済A(人的担保)
債務の弁済B(債務の履行)
債務の弁済C(相殺)
法人制度@(法人の意義・法人の活動)
法人制度A(権利能力のない社団・会社)
権利の実現
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
民法の学習の基本は、条文が出てきたら必ず該当条文を六法で引くことです。従って本講義で民法の条文が出てきたときには、六法を引いて該当条文を確認しますので、六法を必ず持参してください。また、板書をしますので、必ずノートを持参して板書を書き写してください。

本科目の関連科目
法と社会、企業法、法律学、消費者と法

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
70%
30%
学期末試験を中心に、全30回の講義における姿勢も加味して総合的に評価します。評価割合の目安は、定期試験70%、平常点30%です。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>野村 豊弘 <テキスト名>民事法入門 <出版社>有斐閣(2014年)



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