科目名 精神保健福祉援助実習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
6 4 通年開講 大谷 京子

テーマ
精神保健福祉施設・機関での現場実習を通して精神保健福祉士の専門性と実践を学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
精神保健福祉実習  精神保健福祉士
精神保健福祉実践現場  ソーシャルワーク


<内容の要約>
 現場実習を軸に、精神障害者の医療と生活に関わる諸施設・諸機関(医療機関、自立支援法関連施設、行政機関など)の実情とそれらを利用している当事者・家族、さらにPSWの実践への理解を深める。現場実習を中心に、その前後で、具体的知識の習得と、実体験での気付きを基に学びを深める。
 前期は、実習計画書の作成と事前学習発表会の準備を中心に行う。実習計画書は、個別に添削指導を行う。事前学習は、グループで関心あるテーマについて深め、実践の基礎となる座学のまとめをする。それを事前学習発表会でプレゼンテーションするが、このときには当事者をお招きし、学生の学びの成果を当事者目線でチェックしていただく。
 後期は、実習報告書の作成と、実習報告会の準備を中心に行う。実習報告書は、個別に添削指導を行う。実習報告会の準備として、グループで関心あるテーマについて深め、座学と実践との統合をする。実習報告会にはスーパーバイザーや当事者をお招きし、学生の学びの成果を確認していただく。
PSWにとって普遍的なテーマについてクラスの中で議論し、問題意識を育てあえる場としたい。


<学習目標>
@精神保健福祉領域の基礎的な知識を習得する
A実習計画書の作成ができる
B実習に関する基本(倫理綱領、実習記録の取り方、社会人のマナー等)を身につける
C精神保健福祉領域にまつわる問題意識を醸成しクラスで共有する

授業のながれ
1. オリエンテーション
2. 事前学習のためのグループ編成
3. 実習計画書の書き方:座学を踏まえて現場での学びを計画する方法を知る。個人情報保護について学ぶ
4.当事者ゲスト講師より 「PSW に期待すること」
5.事前学習:領域における基礎知識、現状、課題についてグループディスカッションを通して学ぶ
6.事前面接指導+巡回指導講師との合同授業:巡回指導講師と個別面談と、教員によるPSW実践についての講義
7.家族の立場からPSWへの期待:精神障害者の家族をお招きし、日常生活の様子やPSWへの気体について教わる
8.社会人のマナー:現場での挨拶の仕方、指導の仰ぎ方、電話のかけ方など、ロールプレイを通して学ぶ
9. 実習場面を想定したロールプレイ:クライエントからの困った問いかけへの対応について、ロールプレイを通して学ぶ
10. 事前学習発表会リハーサル:各グループの発表と質疑応答の練習
11. 事例の読み方を学ぶ:テキストの事例を用いて、アセスメントに必要な情報の確認
12. 事前学習発表会
13.所属別PSWの業務:地域活動支援センターなどで活躍するPSWをお招きし、その実践内容について学ぶ
14. PSWの実践力:各自の予習を基にグループディスカッションをし、クラスで共有する
15.まとめ
16. 実習報告:一人15分報告5分質疑応答、実習報告会のグループ分け
17. 実習報告:一人15分報告5分質疑応答
18. 実習報告:一人15分報告5分質疑応答
19. 実習報告:一人15分報告5分質疑応答
20. PSWゲスト講師より「PSWの専門性」
21. 課題別グループ討議@
22. 課題別グループ討議A
23. 課題別グループ討議B
24. 課題別グループ討議C
25.実習報告会リハーサル :各グループの発表と質疑応答の練習
26.PSWとクライエントとの関係性についてグループディスカッションの上、クラスで共有
27.実習報告会
28. PSWゲスト講師による「事例検討」:現任PSWがファシリテーションをする事例検討に、学生が参加する
29.PSWの専門性についてグループディスカッション
30.まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
 今まで自分の中に培ったもの(知識・スキル・知恵・感性・情報・・・)を総動員して臨んでください。遅刻厳禁。特に現場に赴くため、社会的責任を負うことを自覚して受講してください。
 
 理論と実践の統合を身に付けるため、事前・事後を通じてソーシャルワークのテキストを相当量読むことが求められます。

本科目の関連科目
「精神保健福祉援助演習」「精神保健福祉論」「精神保健福祉援助技術各論」「精神医学」「精神保健学」その他社会福祉関連科目すべて

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
20%
0%
0%
80%
配属実習の実施、 配属先からの評価、 クラス指導への出席状況 (2/3 以上の出席を必須とする)、 レポート等各種提出物の提出状況を勘案した上でABCDで判定する。 なお、 前期に 1/3 以上欠席した場合は実習を行えない。 後期に1/3 以上欠席した場合は評価対象外とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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