科目名 児童・家庭福祉論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 野津 牧

テーマ
子どもの権利擁護の視点から、子どもと家族を取り巻く福祉問題について学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
子どもの貧困  子ども虐待

<内容の要約>
子どもの権利保障が歴史の登場してから、まだ100年も経過していない。「子どもの貧困」といわれる現状や子ども虐待相談件数の増加など、依然として子どもたちとその家族の置かれている現状は厳しい。この授業では、1.子どもの貧困問題に焦点を当てながら、子どもと家族の現状を考える。2.続いて、福祉制度が成立していない開発途上国の子どもたちの現状と福祉先進国である北欧の国々の子ども福祉の現状を紹介する。3.子ども福祉の歴史と特に子どもの権利条約制定までの流れを確認する。4.子どもと家族を支える法制度と子どもを守る施設、子育て支援の現状について。5.子ども虐待の現状について。6.震災時に子どもたちをどのように守るのか。7.そして最後にね今後の子どもの福祉の方向性について考えていく。

<学習目標>
子どもの権利擁護の視点を確立する。
子どもと家族を支える法制度や施設についての基礎知識を学ぶ。
子ども虐待への対応を学ぶ。

授業のながれ
子どもの貧困と子どもを取り巻く諸問題
子どもの福祉の歴史
子どもの権利条約の成立
世界の子どもたち1
世界の子どもたち2
子ども福祉の法制度と機関
子どもを支える福祉施設
子育て支援と保育制度の現状
子ども虐待の現状と課題1
子ども虐待の現状と課題2
震災と子どもたち1
震災と子どもたち2
子ども家庭福祉を担う専門職員
子ども家庭福祉の将来像
子どもと家庭の福祉のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
事前学習として、1.子ども関連の新聞等によりニュースを読むこと。2.子どもの権利条約を全文読み、子どもの権利擁護の世界的な到達点を学ぶこと。3.子ども虐待の現状や支援制度等について文献等で学ぶこと。4.東海地方は南海トラフ地震も想定されていることから、東日本大震災で被災した子ども関連の書籍を読むこと。
事後学習として、授業で触れた課題に関連する書籍等を読み、より深く理解すること。

本科目の関連科目
社会福祉、社会的養護、スウェーデンの社会福祉。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
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0%
100%
0%
論述式の定期試験の成績で評価する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>浅井春夫他 <テキスト名>子ども家庭福祉 <出版社>建帛社



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