科目名 国際開発と障害学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 前期開講 野崎 泰志

テーマ
Development and Disability―Globalizationの時代におけるDisability概念の変容とその展望

科目のねらい
<キーワード>
Disability Studies  Internatonal Year of the Disabled(IYDP)
The Rights to be "different"  Community Based Incllusive Development,

<内容の要約>
Disabilityを巡るパラダイムは、関連法が改正されつつあるように、今日劇的に変容しつつある。それは単に国内の運動や社会変化によってもたらされたものではなく、障害者権利条約を背景に、Disabilityがグローバル化時代に即してDisability Studiesによって不可避に解釈し直されつつあるからである。本講義では、英語原典に即して過去50年間のそうした変化を追いながら、概念や内容を英語で学習し海外でも通用する素養を身につける事を目的とする。

<学習目標>
Disabilityに関する概念の整理ができる。
Disabilityを通して世界の動きを見通すことができる。
国際協力に臨む基礎的素養を身につけることができる。
Disability分野の基礎的英語力を身につけることができる。

授業のながれ
本講義のガイダンス
第一部 Disability(1)Welfare and Well being
Disability(2)ICIDH
Disability(3)Impairments, Disabilities, Handicaps
Disability(4)Medecal Model
Disability(5)ICIDH と Internationa l Year "of" the Disabled
Disability(6)Disabled People` International
1970年代 新国際経済秩序論と障害者の権利宣言ーCBRの台頭
第二部 Diablement(1)Disablement(政治的無力化過程)とDisability(その結果)
Diablement(2)Social Model
Diablement(3)Impairment and Identity
Diablement(4)Medicalization, Minority Model
Diablement(5)Consumer Model, Independent Living
Diablement(6)International Classification of Functioning, Disabilities and Health
1980年代 参加型開発の時代と国際障害者年ーCBRの揺らぎ
第三部 Convention of the Rights of Persons with Disabilities(1)Preamble 
CRPD(2)Purpose, Definitions, General principles, General obligations
CRPD(3)Equality and non-discrimination, Living independently
CRPD(4)Equality and non-discrimination, Living independently
第四部 Law(1)Americans with Disabitilies Act of 1990 and LSS(Sweden)
Law(2) Disability Discrimination. Act(UK, 1995), Equality Act(UK, 2010)
Law(3)障害者基本法(2004)
Law(4)障害者総合支援法(2013)
第五部 Discrimination and symbol(1)Disbled(UK) or PWD(USA)
Discrimination and symbol(2)Japanese Character(碍、害、がい、障、傷痍、残疾
Discrimination and symbol(3)Wrong Translation of "Disability" by Medicalization
1990年代 社会開発の時代とICF-CBRの終焉=脱専門家へ
第六部 New Perspective(1)Normalization
New Perspective(2)CBRからCommunity Based Inclusive Developmentへ
New Perspective(3)高齢化社会におけるDisabilityの普遍化と多様化

準備学習の内容・学ぶ上での注意
資料の多くは英語原典で、適宜、英語の映像資料も使うので、予習復習に務め内容を把握すること。出席カードにコメントや質問を書いて出す事。必要な質問に対しては次回に回答する。

本科目の関連科目
地域福祉論、 国際人権法

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
60%
40%



評価は、前半終了時の課題レポート(日本語5000字程度、40点)と、終了後のプレゼンテーションとその口頭試問(いずれも英語。60点)で行う。後者のテーマはある程度自由であるが、教員と合意の上で決める。レポートもプレゼンも内容と表現力を半々で評価する。所定の出席に達しなければ、K判定とする。私語等、授業中の迷惑行為は減点する。任意で関連したテーマで個別発表の申し出があれば、授業中に短時間これを許し、10点満点の追加点とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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