科目名 貧困と開発

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 神田 浩史

テーマ
グローバルな貧困と開発の課題と日本社会に暮らす私たち自身の課題との連関について学び、それに対してどのような対処法があるかを考え、自らが行動するための方策を講じる。

科目のねらい
<キーワード>
貧困、開発、国際協力、ODA・援助、NGO、グローバル化  国連開発の10年、ミレニアム開発目標(MDGs)、人間開発指標
飢餓、飽食、感染症  過疎・高齢化、限界集落、農林漁業の衰退、都市の貧困化
南北問題、環境制約、循環型社会、流域単位、コミュニティ

<内容の要約>
この講義では、貧困とは何かについて、具体的に進行している現象面を中心に見ていく。同時に、貧困を軽減・解消するための対処法として講じられる開発と貧困との関係についても分析し、開発の効果や負の影響について考察する。そういった全般的な理解をもとに、貧困と開発について各地で様々な対処策を講じているNGOについて、グループに分かれて活動を分析し、自らの将来に向けての行動を考える上での参考とする。最終的には、貧困と開発を自分自身の問題と認識し、日常的に解消・軽減に向けて活動できることを理解し、具体的な行動につなげられるようにしていく。

<学習目標>
世界の貧困の現状について知ることができる。
世界の貧困に対して、様々な開発が講じられていることを知ることができる。
世界の貧困と、日本に暮らす私たちの日常生活との連関について分析することができる。
貧困と開発に関する諸問題に果敢に対応するNGOの活動について知ることができる。
貧困と開発の根本をなす南北問題、環境制約に対して、自らの行動の可能性について理解し、行動に移すことが可能になる。

授業のながれ
授業の進め方と基本的考え方
「貧困」ってなに? 「開発」ってなに? ―「貧困と開発」についてのイメージを出し合うワークショップー
私が「開発」について考え始めたきっかけ ー一人称で語る「貧困と開発」ー
世界の現状を知るためのワークショップ
体験的開発論 −アフリカ・タンザニア編@ー
体験的開発論 −アフリカ・タンザニア編Aー
体験的開発論 −アジア・マレーシア編@ー
体験的開発論 −アジア・マレーシア編Aー
開発の潮流と貧困@ ―トルーマンから2次にわたる「国連開発の10年」へ―
開発の潮流と貧困A ―経済開発から社会開発、「ミレニアム開発目標」へ―
グループワーク発表@
グループワーク発表A
グローバル化の進展に伴い現出してきた新たな「貧困と開発」を巡る問題
私たちと「貧困と開発」との関係は? −気づき、行動するためのワークショップ―
改めて「貧困」ってななに?「開発」ってなに?

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この講義では、単に講義中で課題について考えるだけではなく、日常的に起きている現実と繋げて問題を捉え、対処法について考えていく。そのために、マスメディアをはじめとする各種メディアにおける関連情報、とりわけ国際事情に関する時事問題を常にチェックし、授業の予復習とする。また、講義中はワークショップ形式を多用するため、積極的な授業への参加を求める。遅刻や欠席は平常点の減点対象となる。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
15%
15%
0%
15%
55%
平常点評価で評価する。毎回の授業終了時にコメント・ペーパー提出を求め、その内容を平常点として採点する。加えて、授業中に課すレポート一題とグループワーク一題について、それぞれ採点して、合計点を評点とする。いずれも評点対象であり、単に授業に出席した、レポートを提出した、グループワークに取り組んだ、だけでは評点にならないことに留意されたい。なお、最終授業時に出した課題については定期試験の扱いとして、点数比率を高くする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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