保育原理Ⅱ

科目名	保育原理Ⅱ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	後期開講	亀谷　和史

テーマ

現代の保育・幼児教育の基礎理論をさらに深めていく。特に子育て支援の現状と課題について理解する。保育原理Ⅰでの学習内容を前提に、さらに保育の専門性の理解を深める。保育制度の現状と課題と動向、子育て支援の内容やその制度の理解を深める。

科目のねらい

＜キーワード＞
保育の専門性　　保育制度

＜内容の要約＞
授業の概要
この講義は、保育原理Ⅰで学んだ内容を多様な視点から専門的に深めていく。人間形成と発達の理解、それを前提とした保育の原理、保育計画と保育方法・内容、保育の専門性に関して、保育原理Ⅰで学んだことがらを復習しつつ、さらに専門的かつ実践的に深めていく。また、少子化社会の問題や、女性の仕事と子育ての両立の課題、子育て支援の課題、保育行政・保育制度に関して、国際的な動向を視野に入れつつ、概観していく。さらにまた現代社会における乳幼児保育・教育の重要性と日本の政策・制度の課題・問題点、幼保一元化の課題・展望などについて深めていく。子ども観の歴史的変遷と子どもの権利の中核としてのあそびや学習の権利、保育・教育を受ける権利などについても学んでいく。

＜学習目標＞
保育の専門性を理解し習得していく。
保育制度に関して理解する

授業のながれ

人間発達の特質の子育て・保育
子ども観の歴史的変遷と次世代の権利
女性の働く権利と保育・幼児教育
愛着理論・母子関係論と集団保育をめぐって①乳児保育の歴史・発展
愛着理論・母子関係論と集団保育をめぐって②育児休業制度をめぐって
少子化と保育・子育て支援政策の動向①その変遷と要因
少子化と保育・子育て支援政策の動向②課題と対策
保育・幼児教育制度の現状と課題①親の生活実態と現代の子育ての実態
保育・幼児教育制度の現状と課題②子育て支援制度と保育所（園）の役割
保育・幼児教育制度の現状と課題③地域社会での子育て支援の課題
早期教育の問題点と課題
幼保一元化にむけての歴史と課題①1990年代までの幼保一元化論
幼保一元化にむけての歴史と課題②今日の幼保一元化論の動向と展開
保育・幼児教育の国際的発展の動向①OECDの政策提言をめぐって
保育・幼児教育の国際的発展の動向②子どもの権利と保育・幼児教育政策の重要性

準備学習の内容・学ぶ上での注意

以下の事柄が、本講義を受ける留意点でもあります。①日頃から新聞をよく習慣をつけること。また、新聞で、保育・幼児教育、子育て支援等に関わる記事には特に熟読すること。②講義のレジュメをよく復習すること。③保育・幼児教育は、日常での生活から学ぶ事柄が多いので、日々の生活から保育活動との関連を把握していくこと。④保育の専門性は、子ども理解、さまざまな次元の自己表現力、対人コミュニケーション力、保育活動(内容・方法）の企画・構想力とそれを実践する保育実践力、そして、生活実務力、の5点があげられる。これを日常から習得するよう心がけること。⑤本講義での、制度・政策に関しては、保育者として、｢苦手」な人が多いので、関心を持つように自己変革していくこと。

本科目の関連科目

保育士養成に関するすべての科目が本科目の関連科目です。

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

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テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）