科目名 | 経済統計 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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4 | 2 | 後期開講 | 遠藤 秀紀 |
テーマ |
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経済統計の種類とその活用を学ぶ |
科目のねらい |
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<キーワード> 三面等価の原則 景気循環 統計調査の対象 統計データの収集と加工 <内容の要約> たとえば、野菜の売れ行きを確かめたいとき、皆さんはどうしますか?近所のスーパーで、一日かけて野菜の売れ行きを調査しますか?この方法では、その日以外の状況や全国の客の動向がつかめません。そのスーパーで扱わない商品の売れ行きも把握できませんので、当初の目的を果たすことができません。この場合、公的機関等が包括的に調査した経済統計を使えば、日本全体の状況を把握できるだけでなく、独自に収集したアンケート調査等と照合することで、独自調査が日本全体の状況をどの程度代表するか(あるいは、かい離するか)を把握することも可能です。 この講義では、日本経済の状況を捉えるときに用いられる多様な経済統計の特徴や活用法、背景にある経済の仕組みの理解を目的とします。 <学習目標> 各経済統計の調査目的を理解し、適切な経済統計の選択ができるようにする 経済統計を収集・加工し、図表などでその特徴を表現できるようにする 経済統計の背景にある経済の仕組みをつかむ 経済統計の利用上の注意点を理解する |
授業のながれ |
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ガイダンス 第1講 経済指標の役割と仕組み 第2講-1 経済全体の動向がわかる統計(経済成長の指標) 第2講-2 経済全体の動向がわかる統計(景気動向の把握) (オンデマンド授業) 統計の収集と加工(第2講) 第3講-1 家計の経済活動がわかる統計(家計の支出状況) 第3講-2 家計の経済活動がわかる統計(売り手側からみた消費動向) 第3講-3 家計の経済活動がわかる統計(消費者心理・住宅投資) (オンデマンド授業) 統計の収集と加工(第3講) 第4講-1 企業・政府の投資活動がわかる統計(企業の設備投資動向) 第4講-2 企業・政府の投資活動がわかる統計(政府の投資動向) 第5講-1 海外とのつながりがわかる統計(外需と経済成長) 第5講-2 海外とのつながりがわかる統計(財貨の輸出入・海外取引) (オンデマンド授業) 統計の収集と加工(第4・5講) 第6講-1 企業の生産活動がわかる統計(生産活動と在庫) 第6講-2 企業の生産活動がわかる統計(鉱工業指数と経済見通し) 第6講-3 企業の生産活動がわかる統計(産業の生産活動) 第7講-1 企業収益・景況感がわかる統計(企業収益・企業マインド) 第7講-2 企業収益・景況感がわかる統計(経営の安定・景況感) (オンデマンド授業) 統計の収集と加工(第6・7講) 第8講-1 雇用・賃金の状況がわかる統計(労働市場の概況) 第8講-2 雇用・賃金の状況がわかる統計(雇用状態と賃金の実勢) 第9講-1 物価・地価がわかる統計(さまざまな物価の動向) 第9講-2 物価・地価がわかる統計(地価の把握) 第10講-1 金融経済の動向がわかる統計(資金循環と金融市場) 第10講-2 金融経済の動向がわかる統計(貨幣数量) 第10講-3 金融経済の動向がわかる統計(資産運用・為替) (オンデマンド授業) 統計の収集と加工(第8〜10講) 第11講-1 経済統計の具体的な活用法 第11講-2 その他の経済統計 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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【注意】演習形式の授業(毎回、演習室でパソコンを使う授業)ではありません。 ・授業は、おおむね下記(1)→(2)→(3)→(4)→(1)→(2)→…の流れで進めます。 (1)「各統計調査の特徴・活用法」の説明(講義室での授業) (2)いくつかの経済統計を例に「統計の収集と基本的な図表の作成方法」を解説(オンデマンド形式での授業) (3)(2)で提示された課題の作成(各自、パソコンを使用して作成) (4)課題提出(nfu.jpを使用) ・各課題は、オンデマンド授業の中で公表します。 ・オンデマンド授業の配信期間、課題の提出期間は限られています。期間を過ぎての受講や課題提出は認めませんので、注意してください。 ・課題及びレポートは、パソコンの表計算ソフト(エクセル)で作成する必要があります。表計算ソフトの操作に関する知識を受講前に取得してください。 ・多数の経済統計の解説が講義の大半を占めます。日本の経済システムや統計学の手法などに関心がある場合は、該当する他の講義も受講してください。 ・講義中は、私語・携帯電話の使用など、周囲に対して迷惑と考えられる行為は禁止します。 |
本科目の関連科目 |
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「経済学」(講義で説明されるマクロ経済学の知識が必要) 「情報処理演習」(表計算ソフトの操作に関する知識が必要) 「統計学」、その他の講義で用いられる経済統計 |
成績評価の方法 |
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オンデマンド形式での授業後に出題される課題(5回出題・50点)と期末レポート(50点)の合計点で評価します。 |
テキスト |
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□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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