科目名 医療福祉メディア概論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 後藤 順久

テーマ
福祉医療を取り巻く IT 化の現状

科目のねらい
<キーワード>
福祉情報  医療情報
ユビキタス社会  地域情報化
インターネット

<内容の要約>
介護保険制度導入後、一気に福祉分野の情報化が進んだといわれる。 医療分野では従来から先進的な情報技術(IT)が導入されてきた。本講義では、まず、福祉や医療分野から離れて、社会に広がるインターネットや携帯電話などの IT の現状の到達点と将来の姿について俯瞰する。そして、福祉情報、医療情報の意義や現場を支える IT について学習する。さらに、福祉と医療分野におけるシステムの具体的事例を紹介し、現場の課題を解決できる情報化のマネジメントのあり方を考える。

<学習目標>
IT について一定の理解と活用
医療福祉分野での IT の利用についての理解
現場の課題克服のための手法とマネジメントの理解

授業のながれ
わが国の IT 国家戦略
インターネットの発展
インターネットの問題点
マルチメディア・サービスの展望
電子商取引
電子マネーの実用化
通信市場の競争
放送のデジタル化
携帯電話の現状と未来
医療分野における IT の活用(1)
福祉分野における IT の活用(2)
福祉分野における IT の活用(3)
福祉分野における IT の活用(4)
福祉分野における IT の活用(5)
ユビキタス社会はどうなる?

準備学習の内容・学ぶ上での注意
「情報処理演習」 の履修が前提である。 マスコミなどで IT のニュースに関心を示し、 その進歩について体感してほしい。
「福祉分野における IT の活用」では以下の内容で講義を行う。
愛知県高浜市におけるシステムの事例 (NFU が支援)
センサーを利用した安否確認システムの事例 (ポットで見守り)
小規模自治体におけるシステムの事例 (IC カードで福祉・医療の連携)
モバイル情報環境によるシステムの事例 (現場に情報を持ち運ぶ)
離島における先進的保健福祉情報システムの事例 (テレビ電話の威力)
福祉分野のマッチングシステムの事例 (ほしい情報を手軽にゲット)
介護報酬請求システムの事例 (インターネット経由でソフトを使う)

本科目の関連科目
「情報処理演習」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
0%
0%
80%
0%
定期試験による評価が中心ですが、 授業支援 IT システムによる小テストを行います。 その他、 講義に対する姿勢、出席を加点要素として評価します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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