言語と文化Ⅱ－１（ポルトガル）

科目名	言語と文化Ⅱ－１（ポルトガル）

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
1	2	前期開講	久保原　信司

テーマ

ポルトガル語の学習を通じてブラジル社会および日本のブラジル・コミュニティーに対する理解を深める。

科目のねらい

＜キーワード＞
ポルトガル語　　日本のブラジル人
ブラジルの日系人

＜内容の要約＞
新しい文法表現を学習するたびに、それらの表現を用いた会話の台本を全員で作成し、それらを読み合わせ、暗記、発表することで、表現のひな型を確実に定着させる。ポルトガル語の学習が主体だが、同時に多民族国家ブラジルにおける日本人移民の歴史、「デカセギ」として来日する日系ブラジル人コミュニティーの現状についても理解を深める。

＜学習目標＞
ポルトガル語で体調や感情表現を言えるようになる。
ポルトガル語で要求や依頼、許可や禁止などを表現できるようになる。

授業のながれ

前年度のおさらい：ser動詞を用いた自己紹介、所有詞、規則動詞、時間表現など
estar動詞の活用と用法①：estar動詞の活用を習得する。ser動詞との違いを理解する。「estar com＋抽象名詞」で体の調子や感情の表現を学ぶ。
estar動詞の活用と用法②：「～の前に」「～の上に」「～の中に」など場所を表す前置詞句を学ぶ。現在進行形について学ぶ。
estar動詞の活用と用法③「会話編」：「estar com＋抽象名詞」を用いた体の調子や感情の表現を中心にしたシナリオを作成し、暗唱する。
暗唱の発表会
小テスト：estar動詞のまとめ。会話練習で暗唱したシナリオの書きとりなど。
ビデオ学習：映画『セントラル・ステーション』を鑑賞し、省略表現やリスニングのポイントなどを解説する。ブラジルの貧困、家族問題などについて考える。
不規則動詞①：動詞irとvirを使った近接未来形、交通手段の表現
不規則動詞②：動詞poderを使った可能、依頼、許可、禁止の表現
不規則動詞③：動詞quererを使った欲求、希望の表現
不規則動詞④「会話編」：不規則動詞ir、poder、quererをもちいた表現を中心にしたシナリオを作成し、暗唱する。
暗唱の発表会
小テスト：不規則動詞のまとめ、会話練習で暗唱したシナリオの書きとりなど。
ビデオ学習：映画『フランシスコの2人の息子』を鑑賞し、省略表現やリスニングのポイントなどを解説する。ブラジルの貧困、家族問題などについて考える。
小テスト：前期のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

辞書（ポ和）を用意して参加してください。電子辞書でもかまいません。

本科目の関連科目

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

40％
0％
0％
50％
10％

授業の参加姿勢、小テストの成績を総合して評価します。

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞兼安シルビア典子　＜テキスト名＞ブラジル人による生きたブラジル・ポルトガル語（初級）　＜出版社＞同学社